タグ

2009年11月14日のブックマーク (2件)

  • セルジュ・モスコヴィッシ(1984)「社会的表象という現象」(杉万俊夫研究室)

    Serge Moscovici(1984) “The Phenomenon of Social Representation" in Farr & Moscovici (Eds.), Social Representations. セルジュ・モスコヴィッシ 「社会的表象という現象」 訳: 八ツ塚 一郎 (熊大学教育学部) I.環境としての思考 (1) 科学以前の思考・科学的思考・ありふれた思考  科学以前の思考(あるいは、そう言ってよければ、科学以前の素朴(primitive)な思考)は、ひとつの信念と結びついている。それは、「精神には、はかり知れない力がある」という信念である。科学以前の思考には、「精神のはかり知れない力」が、世界をつくり出す、という前提がある。はかり知れない精神の力は、世界中に行き渡って、世界を生命力で満たし、さらには、万物の生成流転をも司る。  一方、近

  • 人文総合演習 第6回 - たけみたの脱社会学日記

    古荘純一,『日の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』,光文社新書,2009年 報告は、日の子供の自尊感情の低さという現実と、それが問題であるという認識は著者から引き継ぎつつ、自尊感情を高めるための方策として著者が挙げている「規則正しい生活」に対して、子供を取り巻く環境を鑑みたときに、その実現可能性に疑念が残るし、また悪者視されているゲームやケータイも友人関係のあり方の変化に伴って、好ましい効果もあるのではないか、という議論を展開するものでした。 ここらへんの議論は、基的に妥当だとは思うのですが、「基的に妥当」なことしか書いてないという気もします。つまり、レジュメの文章が少し一般論すぎるということです。たとえば「友達とメールしたり電話したりすることによって『孤独』を紛らわせる」と書くだけでは、まあそうだろうねー、という一般論的な感想しか持てないわけです。しかし、報告者がそのように書く背景

    人文総合演習 第6回 - たけみたの脱社会学日記