個人的には、日本の公権力による人権侵害の状況というのは改善されるべき部分が大きいと思うけど、それをイデオロギー的に訴えたところで状況は変わらないのは明らかなわけで、変わるとどう公共的に「良くなる」のか、という政策プレゼンが必要。イデオロギーの人はそこが欠けてる @kirik
英語圏ブロゴスフィアで一年とちょっと前くらいに流行った(ていうか紹介されまくった)記事なんだけれど、日本語圏で紹介している人がいないみたいなので紹介。既に紹介されてたらごめん。ソースはNo, Not You。うまい訳をつける自信ないから、文句があったら原文をどうぞ。 ***** Sexual Assault Prevention Tips Guaranteed to Work! 性的暴行を確実に予防する工夫――効果は保証します! 1. Don't put drugs in people's drinks in order to control their behavior. 誰かの行動を支配するために、ほかの人の飲み物に薬を入れるのはやめましょう。 2. When you see someone walking by themselves, leave them alone! 一人で歩いて
◆Wollheim, MID そういえば第6論文の「欲求・信念・グリュンバウム教授のフロイト」というのは既視感があるなあと思い出してみたら、ネーゲルの書評で重点的に取り上げられていたのだった。 フロイトの精神分析がもたらしたのは、(ウィトゲンシュタインがそう捉えたように)旧来の常識心理学的な説明図式に根本的に取って代わるような代替的図式の導入ではなく、むしろ常識心理学的な理解を拡張することなのだ、――という見地からグリュンバウムの精神分析批判に異議を唱えるというのはいいとして、ちょっと引っ掛かるのは、その際にウォルハイムがあたかも、常識心理学がいわゆる信念‐欲求心理学とぴったり重なり合うかのような語り方をしばしば用いている点。(実際、信念‐欲求心理学に即した形で説明し得ることが、真正の行為の規準だとさえ述べられている。)しかしこれは、常識心理学がカバーする領域を実際以上に狭めて見せるこ
平成23年2月23日 公立大学法人 首都大学東京 Tel:03-5320-7090(経営企画室 企画財務課) 独立行政法人 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 首都大学東京 大学院人文科学研究科の萩原 裕子 教授らの研究グループは、光による脳機能イメージング法、光トポグラフィを用いて、小学生約500人の母語・英語復唱時の脳活動を調べる過去最大規模の言語脳機能研究を実施しました。その結果、母語と英語を処理する時の脳活動に顕著な差があること、音声分析の進行とともに語彙(ごい)習得が進み、それに伴って脳活動が右半球(右脳)から左半球(左脳)へと移行する可能性を見いだしました。 まず、実験で言語音として聞き慣れない英語を処理する際は、母語を処理する場合に比べて脳活動が著しく低く、非語(無意味な綴り)と同様の処理が行われていました。これは、小学生の段階で脳
アニマルライツセンターからのご質問とその回答 特定非営利活動法人アニマルライツセンターの岡田ちひろ理事から下記のご質問をいただいたので、それに対するお答えをいたします。 ここに掲載されている内容を他で使用する場合は、全文、校正なしでお使いください。 アニマルライツセンターからのご質問 日本毛皮協会からの回答 特定非営利活動法人 アニマルライツセンター 理事 岡田ちひろ様 2月8日の大阪讀賣テレビにおけるニューススクランブルでの私の発言に対するご質問にお答え致します。 1)毛皮動物を養殖する場合に、一番重要な事は、動物がストレスを感じない環境でどれだけ育てられたかという事です。即ち、その動物が本来野生の時に持っていたであろう習慣や環境と著しく異ならない事、餌を正しく調理して与える事などです。それが守られていれば、毛質は良くなり、又、動物が暴れたりしないので、毛が擦れて傷んだりしません
目次:ダウンロード 序文のかわりに 小林康夫:ダウンロード 第一部 行為・知覚・自己――現代哲学の共生の構図 意図的行為は理由の空間に含まれるのか?――意図的行為における因果・表現・制御 原塑:ダウンロード 知覚の概念主義の行方 古田徹也:ダウンロード 門脇俊介とドレイファスはどこで分かれたか――ハイデガーと認知科学の対話を通して 吉田恵吾:ダウンロード 和辻哲郎の倫理学における「信頼の行為論」について――ハイデガーとの対比から見る日常性における共生のあり方をめぐって 飯嶋裕治:ダウンロード 徳と行為 文景楠:ダウンロード 汝自身であるものになれ――『存在と時間』における〈自己〉の習得 西山達也:ダウンロード 第二部 ケア・寛容・共生――共生の哲学の展開 看護行為の時間――西村ユミとハイデガー行為論の拡張 村上靖彦:ダウンロード それぞれに自分らしい寛容と共生――門脇俊介と多文化主義の哲学
2/16に紹介したスティーブ・ワルドマンのブログエントリで、 コーエンの例示した政府、医療、教育に加えて、金融サービスも評価の難しい分野と言えるだろう。それらの分野では資金の流れが迂回的であり、かつ、不透明であることが多い。そのために短期的な予算制約が曖昧になり、費用やリスクが時間的に分散したり、購入の決断をした人以外に移転したりする。これは、それらの分野がエージェンシー問題や情報の問題に陥りやすいことを示している。個人的には、これらをまとめて「情報の非対称性産業」と呼びたい。多くの人々がこれらの分野をこれからの米国の成長産業と考えているが、それは考えるだに空恐ろしいことだ。 という趣旨のことが書かれていたが、ワルドマンが直近のエントリでその点について補足している。 その補足は、アーノルド・クリングの批評を受けて書かれている。クリングは、上記のワルドマンの考察について以下の2点を指摘した。
→紀伊國屋書店で購入 本書は、「プロローグ」の最後に目的が書かれ、「あとがき」では明らかにしたことを3つにまとめ、2つの問題を指摘していてわかりやすい。 目的は、つぎのように書かれている。「日本軍が華北を中心に展開した治安戦においてどのようなことをおこなったのか、日本軍の占領統治の安定確保を目的とした治安戦が、どのようにして中国側で三光作戦といわれるものになったのか、そして日本軍の意図とは逆に多くの農民を中国共産党・八路軍の方へ追いやり、抗日戦争を激化させる結果になったのはなぜか、それらの実態と全体像を明らかにすることなくして、日中戦争の実相に迫ることはできないであろう。本書では、治安戦を「おこなった側」の加害者・日本兵の論理と、「された側」の被害者・中国民衆の記憶とを照合させながら、日中戦争の実相に迫っていきたい」。 その結果、著者、笠原十九司は、「第一に、日中戦争(一九三七年七月-四五
「地頭」でグーグル検索をすると、この漢字本来の読みである「じとう」ではなく、「ジアタマ」と読ませるリンクのほうが圧倒的多数で出てくる(参照:google:地頭)、というくらい人口に膾炙した言葉になってしまった「地アタマ」。 ざっくり言って「本当に頭が良いこと」というような意味として捉えられているのではないかと思いますし、そのような本もたくさん出ているのですが(例:親子でやる齋藤式地あたまトレーニング 小学1年生から「頭のいい子」になる!)、そもそも、地アタマがよいというのはどういう文脈で使われるか考えた時、この言葉の奥の意味が現れます。私は、地アタマがよいというのを、以下のように考えます。 地アタマが良い:人を評価するときに、表向きの評価よりも本音の評価が高いときの補正のための表現 つまり、会社でも学校でも言えることですが、表向きの評価というものがあります。会社であれば人事評価の基準とかボ
哲学の生存戦略とそのアジェンダーとの副題をもつ論文の中の一節から。 科学者も探求の或る局面で、複数のリサーチ・プログラムの優劣を論じたり、ある結果を発見といってよいかどうかを考えたり、これまで使ってきた概念を整理したり、複数の理論の相互関係を考えたりといった、「哲学的・認識論的」な考察や論争を行うことがある。重要なことは、こうした「哲学的」「思弁的」な作業と、実験、観察、シミュレーションの計画を立てる作業、プログラムを組む作業、データを集める作業...は連続しているということだ。それは哲学者の専売特許ではない。認識論はメタ科学ではなく、科学内部の活動と考えるべきだ。 私はこの点をエスノメソドロジーから学んだ。エスノメソドロジーの探求の方法は、「知っている」「発見」「説明」「確実だ」というような認識論的語彙が科学者の日常的研究活動にどのように組み込まれ、働き、科学者に共通の「科学的事実」を構
前の記事 リビア:反政府運動と弾圧をGoogle Mapsでマッピング 幼児教育が人生に与える影響:研究結果 2011年2月23日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Jonah Lehrer 米軍基地付属の幼稚園で本を読み聞かせるオバマ大統領夫人。画像はWikimedia 政府の財務状況がますます乏しくなる中で、社会にとって有効な公共への投資は何かについての判断が重要になってきている。 シカゴ大学の経済学者でノーベル賞受賞者のJames Heckman(ジェームズ・ヘックマン)氏と、ペンシルベニア大学の経済学者Flavio Cunha氏が2010年7月に発表した論文は、そのような賢い公共投資の例を挙げている。幼稚園教育だ。 研究者たちは広範な調査結果を引用しているが、最も印象的なものは、幼児教育の長期的な影響を追跡した調査だ。例
(ニュースリリース) 2011年2月15日 マイクロマシン技術を用いたデジタル演算の新しい手法を開発 ~一個の板バネだけで複数の論理演算を同時に実行~ 日本電信電話株式会社(以下 NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦惺)は、マイクロマシン技術※1を用いて作製した微細な板バネを振動させ、複数の論理演算を同時に実行できる新しいデジタル演算の手法を開発しました。これは、1個の基本素子だけで論理回路をも構成できる可能性を持つ世界で初めての技術です。 今回得られた成果は、消費電力の低さや耐環境性の強さが期待されている「ナノマシンコンピュータ」※2を実現するために必要な基盤技術のひとつとして、英国の電子版科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」※3(英国時間2月15日付)に掲載される予定です。 本研究の一部は独立行政法人日本学術振興会(東京都千代田区、理事長:小野元之)科学研究費補助金
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