愛知県警岡崎署の留置場で勾留中に死亡した男性(43)が3日以上にわたり、食事を取っていなかったことが13日、県警関係者への取材で分かった。署は食事に代わる医療措置を講じていなかった。県警は同日、警務部長をトップとし、刑事部門も含めた約40人体制で調査、捜査すると明らかにした。特別公務員暴行陵虐容疑の適用も含め、経緯を詳しく調べる。県警は、提供した食事を男性が拒んだと説明しているが、刑事収容施設
我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を乗り切るためには、我が国が持てる力、すなわち経済力を含めた国力を総合し、あらゆる政策手段を組み合わせて対応していくことが重要であり、こうした観点から、自衛隊の装備及び活動を中心とする防衛力の抜本的強化のみならず、自衛隊と民間との共同事業、研究開発、国際的な人道活動等、実質的に我が国の防衛力に資する政府の取組を整理し、これらも含めた総合的な防衛体制の強化について、検討する必要があります。 また、こうした取組を技術力や産業基盤の強化につなげるとともに、有事であっても我が国の信用や国民生活が損なわれないよう、経済的ファンダメンタルズを涵養していくことが不可欠であり、こうした観点から、総合的な防衛体制の強化と経済財政の在り方について、検討する必要があります。 このため、高い識見を有する人々の参集を求めて、「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」を開催しま
どの分野にも長年に亘って読み続けられている、その分野を本格的に学ぼうとすれば必ず読むべき「古典」と言って良いような著作があるのではないだろうか。本書の原著『文字学概要』(以下「原著」)は、漢字研究においてまさにそうした著作である。 原著の著者である裘錫圭氏は中国文字学の権威であり、この分野に関心のある方であれば知らない人はいないであろう。裘氏の研究は、甲骨文・金文や戦国文字といった古文字学から、古文献学や歴史・思想まで多岐にわたり、発表された著作はどれも必読と言って良い重要なものである。中でも原著は、訳者が「著者の漢字に対する基本的な考えは、本書の中に最も集約的かつ体系的に記されている。著者の「漢字学」の核心となる著作である。」(561頁)と述べるとおり、著者の数々の業績の中にあって大きな意味をもつものであると言えよう。 また冒頭で述べたように、原著は1988年の初版以来、中国語圏はもとよ
ウクライナ戦争と国連「軍縮アジェンダ」 ウクライナ戦争を奇貨として日本政府は、戦後の防衛政策の大転換となる「敵基地攻撃能力」の保持に踏みだし、今後5年間で防衛費に43兆円もの巨費を投入するという防衛力整備計画を打ち上げた。しかし、こうした大軍拡の方針は、ウクライナ戦争から誤った結論を導き出したと言わざるを得ない。この戦争の歴史的な背景については無数の論争が交わされているが、概ね二つの見方に分けることができるであろう。一つは、ロシア帝国の再現を夢想するプーチンの野望の現れとする見方であり、二つは、侵略を批判しながらも米国主導の「NATOの東方拡大」がプーチンを追い込んだとする見方である。おそらく現実は、これら二つの要素が複雑に交錯して戦争が展開されているのであろう。 ただ、こうしたロシアやウクライナ問題の専門的な見地を離れて捉え直してみるならば、問題の本質を鋭く抉りだすのが、「無秩序で際限な
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