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ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (2)

  • 普通の中国人は何を考えて生きてきたか『チャイニーズ・ライフ』 - 漫棚通信ブログ版

    現代中国人の自伝的物語といえば、どうしたって文化大革命と毛沢東を批判的に描いたベストセラー、ユン・チアン「ワイルド・スワン」を思い浮かべてしまうのですが、これはどうか。 ●李昆武/フィリップ・オティエ『チャイニーズ・ライフ 激動の中国を生きたある中国人画家の物語』上・下巻(野嶋剛訳、2013年明石書店、各1800円+税、amazon) タイトルどおり、ひとりの中国人の自伝マンガです。書の成立過程がすこし変わってて、企画は中国在住のフランス外交官であるフィリップ・オティエ。李昆武は雲南省昆明の新聞社で美術記者として働いていましたが、知り合いのオティエから、平凡な中国人としての自伝マンガ執筆を依頼されます。 全三巻がフランスで刊行されたのが2009年~2011年、タイトルは「ある中国人の人生」。英訳が2012年。中国土で中国語訳(っていうのか?)が出版されたのが2013年1月になってから。

    普通の中国人は何を考えて生きてきたか『チャイニーズ・ライフ』 - 漫棚通信ブログ版
  • 中国的ベストセラー『ひとりぐらしも5年め』 - 漫棚通信ブログ版

    書店に行くと、ビニールのかかっていない、シュリンクされてないマンガ、の棚があります。益田ミリとか『ダーリンは外国人』とか、女性に人気のオシャレ系というかイラスト系というかエッセイ系というか、そっち方面のマンガが棚にずらっと並んでます。 こういうマンガがヒットしますと、ロングセラーになるみたいですね。そこそこ評判になっても、数年、早ければ数か月で書店から消えてしまうマンガもあるというのに、それとは対照的。 たとえばこれ。 ●たかぎなおこ『ひとりぐらしも5年め』(2003年メディアファクトリー、980円+税、amazon) 初版が2003年発行で、私の買ったのが2012年発行の23刷。ここ十年、おそらく途切れることなくずっと書店の棚にささっていたのでしょう。すごいなあ。 内容はエッセイコミックというかイラストエッセイというか。20代女性が東京でひとり暮らしを始めると、買い物や炊事がどんな感じに

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