それにしても、本書を自分で読んで第一に感ずるのは、いいことをいっているのは、引用の箇所だけで、自分で書いた箇所はなんということもない上に、徒らにくだくだしいことである。残念ではあるけれども。(来栖三郎) 自分にとって、形のさだかならぬ思考に没頭するのは面白くてたまらないことであるが、一旦形の出来上ったものを他人に分かりやすく伝えるという作業は、最も苦手の部類に属する。(遠藤博也)
それにしても、本書を自分で読んで第一に感ずるのは、いいことをいっているのは、引用の箇所だけで、自分で書いた箇所はなんということもない上に、徒らにくだくだしいことである。残念ではあるけれども。(来栖三郎) 自分にとって、形のさだかならぬ思考に没頭するのは面白くてたまらないことであるが、一旦形の出来上ったものを他人に分かりやすく伝えるという作業は、最も苦手の部類に属する。(遠藤博也)
田島正樹『読む哲学事典』(講談社現代新書)における「保守主義と左翼」項を中心とする一連の議論(本書中の他項目並びに田島のブログ「ララビアータ」http://blog.livedoor.jp/easter1916/における関連エントリ)は、近年の憲法体制について考える上できわめて興味深い。 田島によれば「愛国的情熱は、公共性がいまや危機に瀕しているという危機感の中で生まれる政治的=公共的関心である。したがって愛国者にとって、政治的公共性(祖国)は黙っていても所与のものとして自然に存在しているものではない」(前掲書「保守主義と左翼」205頁)。 「ここで、祖国が直面する危機を、その政治的共同体内部の問題として捉え、それ自身を、常に潜在的に亀裂や対立を内包するものと見る立場を、左翼という。それに対し、祖国そのものは元来分裂を含まぬ統一体であるとみなし、それゆえ、祖国の危機はもっぱら外からのもの、
最高裁平成18年7月7日判決・平成17(受)1708 最高裁平成18年7月7日判決・平成17(受)833 いわゆる「藁の上からの養子」として、本当はA・B夫婦の実子ではないCが、A・B夫婦の実子として届けられ、数十年にわたって暮らしていたという場合において、これまで実親として育てていたAから(1708号事件)、あるいはA・Bの本当の実子(変な日本語)であった(つまりCからみればきょうだいとされている)Dから(833号事件)、Cに対して「あなたはやはり実子ではない」という確認訴訟が起こされたというケース。 「真実指向」つまり真実の血のつながりを戸籍にも反映させようという考えが原則とされる中、それに全く例外がありえないというわけではなく、甲乙間に実の親子と同様の生活の実体があった期間の長さ,判決をもって実親子関係の不存在を確定することにより乙及びその関係者の受ける精神的苦痛,経済的
●イッセー尾形は「うまくやった」 ーー 今回はソクーロフの『太陽』をごらんいただきましたが、まず第一印象は? 宮台 あたりさわりのない部分からお話しすると、「イッセー尾形はえらい」というのが第一印象ですね。イッセー尾形はデビュー当時から注目してきたのですが、一人芝居の形態模写が得意なので、観る前から「どこまで天皇を再現するのか」に興味がありました。というのは、似過ぎていれば、似過ぎていることが笑いをとってしまうからです。これでは不敬です(笑)。この問題をどうやってクリアのかに大きな関心がありました。 実際に観てみた印象は、「うまくやったな」ということですね。彼であれば、もっと忠実に昭和天皇に似せることもできたはずですが、似せる部分を限っていましたよね。風貌についても、メイクなどで似せるような仕掛けを排除しています。名優ブルーノ・ガンツが『ヒトラー最後の十ニ日間』で見せた演技とは全く違う形で
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