静かに増える立ち食い寿司店 実質志向の時代を反映しています 立ち飲みの居酒屋が人気となって数年経ちますが、その陰で立ち食いの寿司店が東京、大阪でひそかに増えています。 東京都内では「魚がし日本一」というチェーンが10店ほど展開しているほか、たちの寿司店を約40店展開する「すし常」が昨年、川崎駅前の商業施設「ラゾーナ川崎」に立ち食いカウンターを作りました。大阪でも、北新地に昨年開店した「かっぽう寿司 ○(マル)秀」というお店が話題になっています。 店は小さめですが、比較的小奇麗で、女性でも入りやすい雰囲気。寿司の価格は1カン100円から200円前後とリーズナブルで、質も伴っているというのが共通項です。いまの消費者は、本当に価値があるものにしかお金を使わないとよく言われますが、立ち食い寿司人気は、そうした実質志向の表れといえるでしょう。 店側にとっても、立ち食い寿司店は、店舗面積が