24%増収vs21%減益 昨年6月、道路交通法が改正された結果、儲かった企業と損した企業があるというお話(日本経済新聞3月9日)。法改正の内容は駐車禁止の取り締まり強化。取り締まり業務を委託された民間企業の監視員が、ちょっとした駐車であってもビシバシと取り締まる。たとえコンビニなどへの納品であっても、運転手が車を離れ、ほかに助手などがクルマにのっていなければ(要するにすぐに車を動かすことができないと監視員が判断すれば)アウトである。 ただちに写真を撮られ、確認証票が発行される。繁華街などではハンディターミナルを持って巡回している監視員を見かけられたことがあるだろう。従来なら警察だけがやっていた取り締まりを、公安委員から認定を受けた監視員がやるようになったわけだ。早い話が、これまでは警察がいろんな業務の中の一つとしてやっていた駐禁取り締まりを、それを専属業務として請け負う民間企業が受け持つよ