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ブックマーク / atutake.hatenablog.jp (4)

  • 道交法改正の明暗 - atutake's diary

    24%増収vs21%減益 昨年6月、道路交通法が改正された結果、儲かった企業と損した企業があるというお話(日経済新聞3月9日)。法改正の内容は駐車禁止の取り締まり強化。取り締まり業務を委託された民間企業の監視員が、ちょっとした駐車であってもビシバシと取り締まる。たとえコンビニなどへの納品であっても、運転手が車を離れ、ほかに助手などがクルマにのっていなければ(要するにすぐに車を動かすことができないと監視員が判断すれば)アウトである。 ただちに写真を撮られ、確認証票が発行される。繁華街などではハンディターミナルを持って巡回している監視員を見かけられたことがあるだろう。従来なら警察だけがやっていた取り締まりを、公安委員から認定を受けた監視員がやるようになったわけだ。早い話が、これまでは警察がいろんな業務の中の一つとしてやっていた駐禁取り締まりを、それを専属業務として請け負う民間企業が受け持つよ

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  • 着物が売れる? - atutake's diary

    10年で半減、5年で3倍 着物マーケットでおもしろい現象が起こっている。半減したのは呉服の小売り市場、一方で三倍に伸びているのは同じ呉服の古着市場だ(日経済新聞3月11日)。 その古着マーケットでも対照的なビジネスモデルを展開している大手二社がある。新装大橋が90年から展開する『ながもち屋』は、全国で約40店。商品は持ち主から預かって販売する委託販売形式だ。ちなみにこの新装大橋は京都の呉服問屋さんである。大昔、得意先として印刷物を納品に行ったこともある老舗である。 方や東京山喜が展開する『たんす屋』は、全国で110店。こちらは古着を買い取り、専門業者を使って新品同様にきれいにしたうえで販売する。07年5月期には小売りベースで売上高45億円を見込むまでに伸びている。この売上高はおそらく古着マーケットの15%ぐらいのシェアになる。 『ながもち屋』と『たんす屋』は好対照なビジネスモデルである。

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  • 学習塾と格差社会 - atutake's diary

    市場全体は前年比0.5%減、上場19社は5年で約1.5倍 学習塾市場である(日経残業新聞2月14日)。市場全体が縮んでいる中で、大手有名塾の寡占化が進んでいる。市場の背景となる子どもの数自体も減っている。いうまでもなく少子化である。一方、私立中学校は減ってはいない。むしろ、微増ぐらいの傾向にあるはずで、中学入試そのものはやや広き門となっているはずだ。 そうした状況の中で、名門中学校をめざす層が増えているということだろう。そして難関校への合格率の高い塾に子どもが集まっている。 そこで 人気の高い有力学習塾の業績は軒並み好調。早稲田アカデミーの07年3月期の単独経常利益は前期比69%増と大幅な経常最高益を見込む。中学から大学受験まで展開する市進も。中学受験部門の好調で07年2月期の連結経常利益が同24%増え、経常最高益を更新する見通しだ。 (前掲、日経産業新聞) この記事には興味深いグラフが添

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  • 京都を原爆から守った論理 - atutake's diary

    3マイル以上人口稠密地域の続く百万都市 第二次大戦後期、アメリカでは原爆開発が進められるとともに、その攻撃対象が検討されていた。いわゆるマンハッタン計画である。上記はその条件の一つであり、ほかにも一発の原爆で街の大部分が破壊される集中的形態の都市であること、8月までにまだ通常の空襲がなされず街が破壊されていないことなどの条件があった(毎日新聞1月14日『時代の風』)。 こうした条件を検討した結果、第一の候補となったのが実は京都だったという。京都こそは求められる条件を満たしているだけでなく、この街を破壊すれば日人に壊滅的な衝撃を与えることができる。軍事的効果を検討する委員会では、原爆投下の最有力候補として京都が強く推されていたらしい。 ところが、当時の陸軍長官が京都投下に反対する。毎日新聞の記事によれば、そもそも長官が反対した理由は、彼が京都に対して個人的な好意を抱いていたからのようだ。戦

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