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ブックマーク / dirk-diggler.hatenablog.com (10)

  • 大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    学生時代ぐらいから、映画を観るときに監督なりの作家性やテーマに着目するようになり、その辺りから郊外を扱った映画は割と好きなので意識して観ていました。そんな中、この「サバービアの憂」は、アメリカの郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説など紹介している良書と聞いて、ずっと古書店などで探してはいたものの、中々お目にかかれないので図書館で借りることにしました。すると、これは当に「郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説を読み解く」優れたガイドブックであり、そしてその背景となる実際の郊外を、その成り立ちから振り返る、という良書でした。 書は全26章からなっています。それぞれ時代や、その時代から派生する事象を、それぞれの章で取り上げていますので、以下には自分が印象に残った点などを挙げつつ、感想も記していこうと思います。 1.50年代 「サバービアの憂」では、様々な局面において、アメリカの郊外

    大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 2008年の音楽を振り返る〜その3〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    その1 その2 Death Magnetic (Dig) アーティスト: Metallica出版社/メーカー: Warner Bros / Wea発売日: 2008/09/12メディア: CD購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (38件) を見るFortress アーティスト: Protest the Hero出版社/メーカー: Vagrant Records発売日: 2008/01/29メディア: CD購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (8件) を見るロック/メタルの方面で言うと何といってもメタリカの新譜が出た!っていうことに尽きるんでしょうが(→感想)、確か昨年の初頭ぐらいにベーコン茶漬けの人が「いや、スゲえバンド出てきちゃったよ。ある意味マーズ・ヴォルタより凄い」と興奮気味に教えてくれたのがプロテスト・ザ・ヒーローでした。 Protest The

    2008年の音楽を振り返る〜その3〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 2008年の音楽を振り返る〜その2〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    その2は洋楽を中心に今年よく聴いたアルバムを紹介します。洋画が当に豊作だった2008年は、海外のシーンでも面白いアルバムが毎月のようにポコポコ発売された年でもあったように思います。 New Amerykah Part One: 4th World War アーティスト: Erykah Badu出版社/メーカー: Motown発売日: 2008/02/26メディア: CD購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (24件) を見るRising Down アーティスト: Roots出版社/メーカー: Def Jam発売日: 2008/04/29メディア: CD購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るエリカ様の勝負作はレーベルから切られかねないような意欲作で上半期ではブッチギリ(→感想)。しかしながらアルバムからのリードトラックであった「honey」は

    2008年の音楽を振り返る〜その2〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 2008年の音楽を振り返る〜その1〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    普段からどちらかというと洋楽を聴く機会の方が多いのですが、今年は邦楽も(自分なりにですが)よく聴いたというか、そこそこ収穫があった気がしたので、今回「その1」では邦楽、それもロックなどを中心に振り返って紹介してみようと思います。 ZAZEN BOYS4 アーティスト: ZAZEN BOYS出版社/メーカー: インディーズ・メーカー発売日: 2008/09/17メディア: CD購入: 11人 クリック: 141回この商品を含むブログ (230件) を見るZAZEN BOYSというバンドはアヒトイナザワというドラマーを失った時点で「フロントマン:向井秀徳が、今、興味がある音」を出すバンドになったんだな、と思います。町田のヤンキー脱退の経緯(「ZAZENに差し障るから二束のワラジとか止めてくんない?」)などを聞いてもワンマンバンドだとは思わないし、それはバンドの船頭であるリーダーにとってはごく正

    2008年の音楽を振り返る〜その1〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    microtesto
    microtesto 2008/12/30
    チョモランマ・トマトは初めて聴いたけど売れそうですね、でもAFRICAEMOの方が売れて欲しいな、こういうの好きだ
  • アナログ愛好家へ向けてのデジタル戦略 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    先日、ブロンド・レッドヘッドの今年の春先に出たアルバム「23」を、アナログ盤でようやく購入しました。 23 (Dig) アーティスト: Blonde Redhead出版社/メーカー: 4ad / Ada発売日: 2007/04/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (27件) を見る 最近、アナログ盤って当に憂いの目にあっていて、一時期に比べて(自分の実感としては、購入し始めた90年代半ばぐらい?)確実に店頭に並ばなくなっています。なので、気になる音源を店で見掛けた場合は(明らかにCDと比べて高価でなければ)極力アナログ盤で購入するようにしているのですが、今日、渋谷のHMVでロックのコーナーを覗いていたら、以前から欲しかったブロンド・レッドヘッドの上記アルバムが1775円!安い!と思い購入すると・・・ 何やらステッカーが貼ってある。よく見ると・・・ D

    アナログ愛好家へ向けてのデジタル戦略 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • ロックの未来!バトルズ!!! - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「特攻サーフ(仮)」さんのちょっと前の日記を読んでからずっと気にはしていたんですが、遂に出ちゃうらしいじゃないですか!BATTLESのファースト・フル・アルバムが! Mirrored (WARPCD156) アーティスト: Battles出版社/メーカー: WARP RECORDS発売日: 2007/05/22メディア: CD購入: 3人 クリック: 117回この商品を含むブログ (159件) を見る ちょうど一年ぐらい前に「ドラムのジョン・ステイナー(exヘルメット!)の、尋常ではないハイハットの高さがロック」みたいなことを書きましたが、今回の1stシングル曲のPVでもちゃんとやってくれてます。高いです。一度立ち上がらないと「パシャーン」と叩けないぐらいには無駄に高いです。 BATTLES -ATLAS もうライヴ動画も上がってる。いやー上がりますねコレは!何でしょう!この得体の知れない

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    microtesto
    microtesto 2007/04/29
    かっこいい!!!
  • 好き好き☆ヘルメット! - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    ジョン・ステイナーと言えば彼が在籍していたHELMETを紹介せねばならないでしょう。確か初めて聴いたのは伊藤政則が「パンテラの前座のバンド」としてPVを紹介していたのが最初だと記憶しています。第一印象は地味なカッコの兄ちゃん達がザクザクとリフを刻むだけで「何か淡々としてるな」ぐらいにしか思わなかったんですよ、高校生でメタル経由グランジキッズだった僕は。コレがとんでもない間違いである事に気付いたは、映画「ジャッジメント・ナイト」のサントラでのハウス・オブ・ペインとの共演曲「Just Another Victim」を聴いた頃でしょうか。 JUDGMENT NIGHT アーティスト: サントラ,フェイタル,パール・ジャム,ヘルメット,デ・ラ・ソウル,RUN D.M.C.,バイオハザード,スレイヤー,ブー・ヤー・トライブ,ソニック・ユース,マッドハニー出版社/メーカー: エピックレコードジャパン発

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    microtesto
    microtesto 2007/04/29
    確かに衝撃的だったなぁ。
  • 好き好き☆ジョン・ステイナー - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    prefuse 73ときたら、昨年の来日公演で前座を務めたbattles。先日、これまでの音源を一枚にまとめた編集盤が出ましたので(なんとwarpから!)、やっとこさ買いました。これスゲエ。トンデモナイです。特にジョン・ステイナーのドラムの音が。→はマイク・パットン率いるトマホークで叩くナイスな彼の画像です(正確には叩き終って壊す)。 ハイハットの高さに注目!! EP C / B EP [解説付き・国内盤仕様 / 2CD] (BRWP141) アーティスト: バトルズ,Battles出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS発売日: 2006/02/11メディア: CD購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (37件) を見る 先日に記したジャズの技法でブレイクビーツを、というのがプレフューズだとしたら、バトルズはそれを生演奏でやってます。ミニ

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  • ダーガーだからこそ女の子をまもります! - S-killz to pay the ¥.

    「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語−夢の楽園」と題された、原美術館で開催されているヘンリー・ダーガー展を観てきました。 まずは色々と思うところがあったので、早々にダーガーの人と成りをご紹介します(前回、2002年にワタリウム美術館で行われた個展の序文より抜粋)。 1973年、シカゴ。身寄りのない81歳の老人が息を引き取った。彼が40年来住んでいたアパートの部屋には訪ねてくる人もいなかったという。アパートの大家は、老人の遺品を処分しようと、この雑然とした部屋に足を踏み入れ、大変なものを発見する。タイプライターで清書された1万5145ページの戦争物語『非現実の王国で』とそのために描かれた300余点の大判の挿絵だった。 ヘンリー・ダーガーは両親と死別し、幼年期をカソリック教会の孤児院で過ごしていた。そこで感情障害の徴候があらわれ、知的障害児の施設に移されたが、実際は精神遅滞ではなかった。

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  • あの夏のSLAYER 〜「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「メタル ヘッドバンガーズジャーニー」を観ました(@渋谷シネアミューズ)。 ヘヴィメタルという、あるジャンルの音楽を、「何故メタルは嫌われるのか?」という観点から綴ったドキュメンタリー映画です。監督のサム・ダンは「大学に“メタル学科”がなかったので、仕方なく人文学を選んだ」と豪語するほどのメタルヘッズで、ドキュメントもヘヴィメタルの発祥から、メタルという音楽を取り巻く/いた様々な事象、メタルと一括りにしてもそのジャンル内でも細分化された様々なバンドをフローチャートなどで解りやすく解説しています。 「何故メタルは嫌われるか?」 10代半ばから後半、バリバリのティーンエイジャーにしてメタルヘッズだった自分にとって、そんな問いはハッキリって愚問もイイ所です。つまり「何故嫌われるか?」はそのまま「何故モテないのか?」に変換可能だし、それに対して「そんなモッサイ格好してたらモテる訳ないじゃん!」とい

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