イスラム金融に注目している話は前にも書いたことがあるのだが、といってもなかなか文献がないこともあって、なかなか勉強する機会がない。自分なりにいろいろ探したのだが、日本語でまとまったものはないように思う。というわけで英語のものをさがすと、これがけっこうある。年度が変わったら買おうと思って実は自分でもまだ買っていないのだが、一応メモのために書きだしておくことにする。 「Islamic Economics」 「Interest in Islamic Economics: Understanding Riba」 「Islamic Finance」 「An Introduction to Islamic Finance: Theory and Practice」 「Financial Engineering and Islamic Contracts」 「The Islamic Financial
本日の日経1面の記事「イオンクレジット、イスラム金融で資金調達、邦銀と組み債券発行枠」より。 イオンクレジットサービスは日系企業としては初めて、マレーシアでイスラムの教義に即した金融方式を活用して資本市場から直接資金調達をする。 (中略) 今回設定した発行枠は七年間有効で、この期間内に最長十二カ月のコマーシャルペーパー(CP)と、最長五年の中期債の発行が可能。調印後一カ月以内に最初の中期債を発行する計画で、金利五%だった銀行からの借り入れと比べて低コストの四・五%で調達できる。 イスラム金融は、同記事の注に、 利子の受け払いを禁止したイスラム教の聖典コーランの教えに沿った金融取引。預金者は金利ではなく配当の分配として報酬を受けるなど、様々な仕組みを活用して利子の形態を回避する。禁忌である酒や豚肉、ギャンブル関連の企業や事業への投資や、そこからの資金受け入れも排除する。 とあるように、基本的
経済グローバル化とイスラム金融 講師 バハレーン経済開発委員会駐日代表 今平 和雄 平成17年11月1日 於:如水会館 【無断転記転載を禁ず】 社団法人 如 水 会 責任編集 ◆内容目次 はじめに バハレーンとは イスラム金融とは ― シャリーアの枠組み イスラムの経済観と経済原理 リバーの禁止 利益分配制度 退蔵の禁止 喜捨 イスラム金融の仕組み 信託金融(ムダーラバ) 出資金融(ムシャーラカ) 商品売買契約 ― マークアップ契約(ムラーバハ) リース金融(イジャーラ) イスラム金融の実際(非イスラム世界との接点および問題点) 取引の実際 銀行間取引(コモディティ・ムラーバハ) 短期国債(サラーム・コントラクト) 中期国債(スクーク・イジャーラ) その他 問題点 準拠法源の多元性 流動性 多元企業統治 質疑応答 講師略歴 はじめに 初めまして。ご紹介いただいた今平和雄です。お疲れの時間帯
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