ぼくには数字が風景に見える 作者: ダニエル・タメット,古屋美登里出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/13メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 229回この商品を含むブログ (158件) を見る これはアスペルガー症候群,サヴァン症候群で,かつ共有感覚者である著者による驚くべき自伝である.彼は他人の感情把握が苦手な子供として生まれ育つが,数字に関する優れた才能と共有感覚を持っている. この本の第一の興味はこのような感覚者が実際にどう物事を感じているかを開示してくれているところにある.数字には色と形があり,著者にとってはすべての数字が同じ大きさであったり同じ色であったりするのは不自然なのだ.そしてそれぞれの自然数はそれぞれ独自の特徴があり,素数はすぐにわかるのだそうだ.そして,計算や記憶もそのような形や質感によって説明されていて興味は尽きない.代数は数がそれぞれ独特で
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