車の認証試験を巡るダイハツ工業の品質不正問題は、第三者委員会の報告で新たに174件の不正が明らかになり、国土交通省が同社を立ち入り検査した。 ユーザーの安全を軽視した悪質な行為が、少なくとも30年以上にわたって放置されていた。奥平総一郎社長が認めるように「自動車メーカーの根幹を揺るがす事態」というほかない。親会社トヨタ自動車の責任も重大だ。 トヨタグループでは、昨年から今年にかけて日野自動車や豊田自動織機の品質不正が明らかになっている。世界的ブランドを掲げ、拡大するグループの統治構造は万全だったのか。トヨタの経営陣は改めて検証し直す必要がある。
![ダイハツ不正 親会社の責任も重大だ:中日新聞Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c4e39e07b6308ecaee88cd80004ea9c9e6c60b3a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.chunichi.co.jp%2Fchunichi%2Fimages%2Flogo_ogp.png)