Medwave読者で自分の“ブログ”を持っている人はどのくらいいるのだろうか。総務省「情報フロンティア研究会」の報告書によれば、今年3月時点における国内のブログ利用者数は延べ約335万人、ブログ閲覧者数は約1651万人に上るという。2年後の2007年3月末には、それぞれ約782万人、約3455万人に達すると推測されており、まさに爆発的に普及しつつあるといえる。近い将来、初対面の人と名刺交換する代わりに、ブログのアドレスを交換するのが当たり前になるかもしれない。 自分の考え、感じたことを気軽に書き込むことができ、他人(会ったことのない人も含めて)の書き込みに賛同したり意見を書いたりできるブログは、ネット上に新しい人間関係を作りつつあると思う。これまで「治療を施す人」と「治療を受ける人」とにきっちりと役割分担されてきた医師−患者関係も例外ではない。 慶應義塾大学看護医療学部教授の加藤眞三さんが