猫と本格的に共存を始めて、既に9年。何だかんだで猫馬鹿なサイトを立ち上げたり、猫関係の友人、知人が増えたりするなかで、次第に増えてきたのが「PCの修理」。猫関係の恩人や師匠に猫に関する教えを請う一方、相手のPCトラブルに対応するといった、ある種のバーター取引が日常茶飯事になりつつある今日この頃である。そこで、そんな過程の中で「猫と共存する環境でも耐えるPC」(通称:猫PC)の有り方を少しまとめて見た。 ●猫PC 1号 まず最初に持ち込まれたのは、猫関係の恩人宅のシャープ「Mebius」(写真1)。使わないときには電源を切って畳んでいたらしいが、棚だか箪笥だかの上から、その畳んだ状態のMebiusに激しく着地した奴がいたらしい。結果、HDD損傷(写真2)、液晶破壊(写真3)という、割と手の施しようの無い状態に。 とりあえずHDDのサルベージを掛けて、メールや画像、Office Documen
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の社長兼グループCEOに就任した平井一夫氏に話を聞いた。ご存じのようにSCEは創業者でもある久夛良木健氏が6月にグループCEOを退き、新しい経営体制の元でPLAYSTATION 3(PS3)の普及、そしてコンピュータを用いたエンターテイメントビジネスの開拓を進めることになった。 その平井氏に、今のSCE、そしてこれからのSCEについて質問してみた。 筆者が平井氏を初めて見たのは、E3におけるSCEのプレスカンファレンスだった。当初は流暢な英語で製品や戦略について語る同氏の漢字名がわからず、広報にメールで日本語での表記を質問するメールを投げた記憶がある。 ソニーミュージックに入社するまで、子供の頃から米国と日本を行き来しながら育ったという平井氏が日本語をしゃべったところを聞いたのは、実はつい先日、Playstation Premire 2007
■塩田紳二のPDAレポート■ ウィルコム、Advanced/W-ZERO3[es] ハードウェアレポート ファーストインプレッションに続いて、Advanced W-Zero3[es](以下Advancedと略)の内部構造をレポートする。 一言で言えば、Advancedの本体は、少しスリムになっているが、基本的にはW-Zero3[es](esと略)の回路を受け継いでいる。ただし、部品などに多少の変更がある。 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は筆者およびPC Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 ・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません ・筆者およびPC Watch編集部では、この記事につ
AV Watchなどで既報の通りソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)代表取締役会長兼グループCEOの久夛良木健氏が6月19日までの任期を終えた後、取締役を退任。今後はSCE名誉会長となるほか、ソニーのシニア・テクノロジーアドバイザーを務めていくと発表された。 プレイステーションの父として長年、製品のビジョンを示してきた同氏だけに、今後、プレイステーションとそれを取り巻くゲーム業界などへの影響もあるだろう。久夛良木氏退任の経緯や今後に関して、思うところをまとめてみた。 ●突然、深夜に発表された退任ニュース 今回の退任ニュースが流れたのは、4月26日の夜、午後10時40分過ぎのことだ。通常、この時間にニュースリリースが流れることは珍しい。役員人事となれば、なおさらのことだ。しかし、この話が何らかの経路で漏れ、翌日の朝刊に推測を含めた記事として掲載されれば、混乱を来すことは間違いない
2007 International CES プレスプレビューレポート ~ノートPC用外付けGPUボックス、1TB HDDなどが展示 会期:1月8日~11日(現地時間) 会場:Las Vegas Convention Centerなど 世界最大のデジタル家電の展示会であるInternational CESが1月8日~11日(現地時間)の4日間にわたり開催される。例年年頭に開催されるInternational CESは新しいデジタル家電の発表の場として、あるいは今年1年のトレンドを占うイベントとして大きな注目を集めている。 本格的な日程は1月7日夜(現地時間)に予定されているMicrosoftのビル・ゲイツ会長兼CSAによる基調講演からスタートするが、前々日となる1月6日の夕刻には、報道関係者向けのプレビューとなる“CES Unveiled”が行なわれ、CESで展示される予定の製品が多数展示
●見えにくいゲーム機の真のコスト 「PLAYSTATION 3(PS3)」「Wii」「Xbox 360」と、3台のゲーム機が出揃った。3社三様の戦略から、それぞれ異なる路線と設計思想を取った3機種。日本では、PS3が、製造上の問題から初期出荷の数量が限られたことや、価格戦略のふらつき、ローンチタイトルの不揃い、日本でのゲームコンソール市場の不調などの悪条件が重なり、PS3バッシングに近い状況となっている。 なかでも、PS3の不安材料として挙げられているのは、高い製造コストだ。PS3が、現在の高価格でも膨れ上がってしまった製造コストでは逆ざやになっていることが不鮮明材料としてしばしば取り上げられる。予想を超えたコストが、ソニー・コンピューターエンタテインメント(SCEI)の戦略を束縛しているという見方だ。 一方、Wiiについては、推定の製造コスト試算が低く、現在の価格でも採算が取れていると見
「買い物山脈」は、編集部員やライター氏などが実際に購入したもの、使ってみたものについて、語るコーナーです。 ●Wiiのとってもヘンな取説 PLAYSTATION 3(PS3)の予約での失敗に懲りたゴトウは、Wiiの予約は周到に立ち回った。Webで情報を集め、自宅近くにある電器店チェーンが店舗予約を始めたことを知った瞬間に予約に走った。おかげで、今回は楽勝で予約をゲット。 当日は、開店前に長男と店先に行くと、Wii目当てとおぼしき人が数人。埼玉の田舎町だから、わりとのんびりしたもので、都心のWii争奪戦とはほど遠い。一番乗りでゲットした後は、速攻で自宅に戻る。 箱を開けると、「やっぱり小さい」と長男が感心する。Wiiが小さいことはよく知っていたが、こうしてPS3やXbox 360と間近で比べると、その差を実感。このサイズ差が、2つに分かれた今世代マシンの設計思想を体現している。 最近の新ゲー
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 任天堂 岩田聡社長インタビュー(4) Wiiでは門外不出のノウハウをどんどん出す 新世代のゲームコンソールWiiを発売した任天堂。Wiiでは、任天堂の内部で開発したソフトウェアのノウハウを、積極的に公開することでゲームデベロッパのサポートも充実させる。また、欧米のデベロッパにもアピールし、海外での成功も狙う。任天堂の岩田聡氏(代表取締役社長)に、ソフトウェア開発とそのサポートについて伺った。 ●任天堂のソフトウェアノウハウを社外に提供 【Q】 9月の合同記者会見の際に、私は開発環境について質問をしました。デベロッパ側のハードルを下げるために、任天堂がどのような取り組みをしているのか。それについて、次のように答えていただきました。 【岩田氏(9月)】 当然ながらゲーム開発の敷居を下げることは、私たちも非常に重要と思っています。Wiiでは、開発キットのハ
●DVDケースを目標とした省スペース筺体 【Q】 家庭に抵抗なく受け入れられコンテンツダウンロードなどのために24時間通電されるマシンというコンセプトがあり、そのために、明確な静音化と省スペース筺体化の目標があった。しかし、90nmプロセス以降のリーク電流という壁があったために、必然的にチップ設計の方針が決まったわけですね。 【岩田氏】 そうです。ただ、最初に私がDVDケースを持ち出して、この大きさに入れましょう(Wiiの筺体は「DVDケース2から3つ程度」と2005年のE3時にアナウンスした)と言った時のハードウェアチームの凍った顔は忘れられないですね(笑)。 サイズはね、最初からこれにしましょうと。家の中で邪魔者にされないためには、サイズの目標をはっきり決めておいたほうがいいと。私や竹田(竹田玄洋氏、任天堂専務)や宮本(宮本茂氏、任天堂専務)の会議で、そういう話があったんです。 【Q】
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 任天堂 岩田聡社長インタビュー(2) DSとは異なるアプローチでゲーム人口拡大を目指すWii いよいよ新ゲーム機「Wii」を投入した任天堂。Wiiの狙いは、ニンテンドーDSと同様にゲーム人口の拡大。そのために、WiiではTVチャンネルのメタファを借りたチャンネルシステムでのコンテンツも提供する。任天堂の岩田聡氏(代表取締役社長)に、Wiiの戦略とその背景について伺った。 ●ゲームの定義を拡大するDSとWiiの戦略 【Q】 2005年のゲーム開発者向けカンファレンスGDC(Game Developers Conference)で、今のゲーム産業では、ゲームの定義自体がどんどん狭くなっているとスピーチしましたね。ニンテンドーDSで行ない、Wiiで行なおうとしていることは、まさにその逆、ゲームの定義を広げることだと解釈しています。 【岩田氏】 その通りです
もうすでに多くの人が知っているように、Windows Vistaではビデオのオーバーレイ表示が推奨されない。全くできないわけではないが、Windows Vistaのトレードマークとも考えられている新UIのAeroとは共存できない。 どうしてもオーバーレイを利用したいというのであれば、UIをAero Basic(Aeroから透明効果などの3Dグラフィックス要素を抜いた簡略版)やClassicに落とす必要がある。逆に、Aero上でオーバーレイを利用するアプリケーションを起動すると、トレイエリアに警告が表示され、自動的にUIがAero Basicに変更される(32bit版)。オーバーレイアプリケーションを終了させると、UIはまたAeroに復帰する。 そもそもビデオのオーバーレイ表示というのは、デスクトップ上にOSの描画機構(従来のWindowsにおけるGDI)のあずかり知らぬ領域をもうけ、ここに
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 任天堂 岩田聡社長インタビュー(1) マンマシンインターフェイスを直感的にすることがカギ ついに新プラットフォームWiiを発売した任天堂。Wiiは、従来のゲーム機の進化法則から外れることで、これまでゲームをプレイしなかった新ユーザーの開拓を狙う。その下地となっているのは、ニンテンドーDSでの成功。任天堂の岩田聡氏(代表取締役社長)に、同社の戦略とその背景について伺った。 ●半導体の法則から外れるためにビジョンを打ち出す 【Q】 あなたのスピーチを、2005年から連続で聞いて来ました。GDC(Game Developers Conference)、E3(Electronic Entertainment Expo)、東京ゲームショウ(TGS)、それから今年(2006年)9月のWii Previewイベント。 【岩田氏】 フルコースでずっと見ていただいてい
「買い物山脈」は、編集部員やライター氏などが実際に購入したもの、使ってみたものについて、語るコーナーです。 ●北国からやって来たPLAYSTATION 3 寒い。それも当然だ。ここは北国・新潟。しかも、まだ朝の9時で、雨がちらつきそうな曇天。どうしてこんなところにいるかというと、話せば長いが、じつは「PLAYSTATION 3(PS3)」のためだ。 10月もかなり遅くになるまで日本にいなかったゴトウは、PS3予約の波に乗り遅れた。近場の店舗予約は終わってしまっていて、オンライン予約は全滅。抽選も何度かトライしたが、そうそう当たるものではない。しょうがないから前日から並ぼうと、久しぶりに寝袋を出していたら、5日前から行列ができはじめてしまった。こりゃダメかなと思っていたら、予約が取れた知人から譲ろうかって話がきて、二つ返事でOKしてしまった。ところが、それが新潟だったというわけ(笑)。 送っ
12月8日 発売 価格:オープンプライス 連絡先:お客様相談センター Tel.0120-303-909 シャープ株式会社は、業界初のワンセグ視聴が可能なカラー電子辞書“Papyrus”「PW-TC900」を12月8日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。 ワンセグチューナを搭載し、ワンセグ視聴が可能なカラー電子辞書。新たに480×272ドット表示対応4.3型高輝度カラーASV液晶を搭載し、従来機種の「PW-N8100」から輝度が40%向上した。また、RGBマトリックス演算回路による彩度調節機能と、二次元フィルタによるエッジ強調機能を搭載し、ワンセグ視聴時の画質にもこだわった。 さらに、電子辞書としては業界初の液晶旋回機構を備え、液晶部を180度回転することが可能。利用シーンにあわせて、通常の電子辞書と同様にキーボードを手前にした「辞書スタイル」、キーボー
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のPLAYSTATION 3(PS3)ハードに見えるのは、高コストをかけても、スマートに筐体に入れ込もうという思想だ。PCの世界では考えられない冷却システムを搭載し、基板もコストをかけてすっきりとまとめている。デザイン優先でハード設計が難しそうな筐体に、ドライブや電源も積み木細工のように巧妙にはまっている。製造/開発コストは高いが、完成度も高い美しいシステムだ。 PS3のマザーボードは、心臓部であるCPU「Cell Broadband Engine(Cell)」と、GPU「RSX(Reality Synthesizer)」を中央に配置し、巨大な冷却機構をかぶせた構造となっている。基板自体は、コンデンサとコイルが並ぶXbox 360のマザーボードと比べると、整然としている。もっとも、チップ自体はXbox 360よりPS3の方が多い。PS3用のチ
11月11日 発売 【速報編】に続き【部品編】をお届けする。 ここでは、Blu-rayドライブ、無線LANカード、電源ユニット、冷却ファン/ヒートシンク、そしてコントローラを個別に紹介する。 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害はPC Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 ・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません ・PC Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。
●伝統的ゲーム機からの脱却が今回のテーマ 来週(11月11日)登場する、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PLAYSTATION 3(PS3)」。1年先行するMicrosoftの「Xbox 360」と、若干ずれる任天堂の「Wii」と合わせて、3社の“次世代機”が年末までに揃うことになる。構図だけを見ると、PlayStation 2、Xbox、GAMECUBE、Dreamcastで争った2000年前後のゲーム機戦争のリバイバルだ。しかし、今回のゲーム機戦争の中身は、前サイクルとは大きく異なっている。 ○各社とも“脱・伝統的ゲーム機”を強く指向している ○各ベンダーが目指す方向は大きく異なる ○その結果ハードウェアやソフトウェアの作り方が大きく変わった そして、その結果として今後の展開は、これまでとは違った方向へと向かい始めると推測される。 ○ネットワーク経由のサービスへと比
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