「hibaku01tdyno.54-(10:45).mp3」をダウンロード 福島の原発爆発事故が起こってから、私にとっては驚くべきことが次々と起こりました。事故以後に起こったことを振り返ると、原発事故という驚天動地の事件ですら、時に影が薄くなるほどです。 それはちょうど、多くの人が支持した民主党政権のあきれるほどの乱脈ぶりと類似していて、あれよあれよといううちに私が日本人に抱いていた甘い期待がもろくも崩壊していくのを感じたのです。 研究生活の半生を原子力や放射線関係で仕事をした私としては、これまで付き合ってきた人の顔や想い出の中で、唖然とすることばかりでした。原子力や放射線の仕事に少しでも携わった人ならば、一般人の被曝限度が1年1ミリシーベルトであることは良く知っています。 事故の後、俄に勉強した人なら別ですが、事故で有名になったICRPが20年ほど前に1年1ミリにするまでの経緯や、電力会