健康な人(上)と自閉症患者の脳の断面を写したPET画像。それぞれのグループの平均値を表し、脳を上部から8断面写した。健康な人の脳では、セロトニン神経のたんぱく質がより多く働いているため明るく見える=浜松医科大精神神経医学講座提供 自閉症患者の脳では、感情などをつかさどる神経が十分に機能していないことを、浜松医科大などが陽電子放射断層撮影(PET)を使って初めて明らかにした。自閉症の治療や予防に役立つ成果として注目される。5日、米専門誌「精神医学アーカイブス」に発表した。 自閉症は発達障害の一つで、「相手の気持ちが読めない」「自分の気持ちを伝えられない」「強いこだわりを持つ」などコミュニケーションや社会性の低下が特徴。程度や症状には幅があるが、小学生以下では50~100人に1人の割合で患者がいると推定される。原因は特定されておらず治療法もないため、「育て方が悪い」などの誤解が今も根強い。 研
国内最長距離を走る札幌―福岡間のコンテナ専用列車。札幌で農産物などを積んで約40時間の旅に出る=札幌貨物ターミナル駅 「日本で最も長い距離を走る列車は」と問えば、東京や大阪と北海道を結ぶ寝台列車を思い浮かべるかも知れない。だが、答えは「札幌と福岡を結ぶコンテナ専用列車」だ。定期列車になって20年。地味な存在だが、季節の農産物など生活を支える品を毎日せっせと運んでいる。 札幌―福岡間の走行距離は2132キロ。旅客列車で最長の寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)の約1500キロより、はるかに長い。1959年に国内でコンテナ専用列車が走り始めて50年たつが、この路線は青函トンネルの開通後に運行を始め、90年に定期列車に格上げされた。 長い旅の始まりは札幌貨物ターミナル駅だ。毎日午後9時50分、コンテナを積んだ20両の貨車が機関車にひかれて動き出す。秋田、新潟と日本海沿いを
札幌市の上田文雄市長は4日、年頭の定例会見で「今年はにぎわいあるまちづくりに向けて重要な一年。路面電車のあり方について市民と具体的な形で議論を進めたい」と述べ、路面電車(市電)延伸に強い意欲を示した。 同市は現段階では延伸ルートについて、JR札幌駅などの都心地区、創成川東・苗穂地区など4地区を候補としている。上田市長は収支の推計などを進め、2月開会の第1回定例市議会で複数の案を示す方針を表明。その上で新年度、市民や専門家の意見を聞く場を設け、ルートを決定する考えだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く