アエロジルとは、独デグサ(現エボニック)社が1942年に開発し特許を取得した、工業化した乾式法の超微粒子高熱法シリカの商標およびブランド名。 概要[編集] アエロジルは乾式シリカの1種であり、製法上ケイ素塩化物を気化し高温の水素炎中において気相反応によってシリカ微粒子を合成するフュームドシリカの1ブランドである。アモルファスのガラス状で球状の細孔のない一次粒子からなるが、製造工程で強く結合した立体構造を持つ凝集粒子が形成される。湿式シリカと比較すると細孔がないため粒子径に対しての比表面積は小さい。また、乾式シリカであっても溶融状態から生成するフューズドシリカ粒子とは異なるものである。一次粒子径が7nmから40nm程度までの数品種の親水性製品群があり、基本的に100gで2リットル程度の容積となる嵩高い粉体である。親水性製品の表面はシロキサンとシラノール基から成り、また、シラノール基部分にカッ