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  • 文化史08 二条河原落書

    落書とは 落書は,時の権力者に対する批判や,社会の風潮に対する風刺などあざけりの意を含んだ匿名の文書のことで,平安初期からその例を見ることが出来ます。詩歌形式のものを落首(らくしゅ)ともいいます。 建武元(1334)年8月,鴨川の二条河原(中京区二条大橋附近)に掲示されたといわれるのが二条河原落書です。長歌の形式をとるので落首であるともいえます。前年に成立した建武政権の混乱ぶりや,不安定な世相を,風刺をたっぷりと籠めて描いているところに特徴があります。 この落書中の言葉によると,作者は「京童」(きょうわらべ)であるとされています。「京童」とは当時の京都市民をあらわす名称ですが,内容からかなりの教養人の手によるものであると推定され,建武政権の論功行賞に不満を持つ下層の公家などが作者に想定されます。 建武の新政 足利尊氏や新田義貞,楠木正成らの武力によって鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇(1288~

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