スクール水着を大人が着る。そんな新しい市場がネット販売でじわじわと広がっている。学校色と呼ばれる濃紺や黒でヒラヒラのスカートが付いたワンピース水着を、20~30代の女性が着るのだ。この新市場を創出したのは、学校用水泳用品トップシェアのフットマーク。その「足あとのロゴマーク」には読者も見覚えがあるかもしれない。同社は「スクール水着自由化」の流れを背景に、ファッション水着のようなかわいさを盛り込んだ「かわいいスクール水着シリーズ」企画を3年前にスタートさせた。そして今年4月、第4弾となる新作を発売したのだが、同社の姿勢には、前3作とは大きく異なる点がある。 それは販売のターゲットだ。大人の女性にターゲットを絞り、「大人の女性のためのスクール水着」とうたう商品を、トライアルと位置付けながらも、同シリーズで初めて打ち出したのだ。「“オトナも”着るスク水」から「“オトナが”着るスク水」への挑戦が始ま