中央大学で担当している著作権法ゼミの2012年度最後の課題をちょっとオープンにしてみます。 Aは、レコード業界の衰退の原因を研究し、これを論文「甲」としてまとめ、B大学の紀要論文誌「乙」に応募した。「乙」の編集長Cは、この論文を「乙」の2013年1月号に掲載することに決め、その旨をAに通知するとともに、論文「甲」を「乙」所定のフォーマット(レイアウトのみならず、用語の略し方等を含む。)に合わせて修正したゲラ稿「甲'」をAに送付し、さらに改善すべきポイントを示した上で、1ヶ月以内に最終稿を提出するようにAに要請した。Aは、ゲラ稿「甲’」に適宜修正を加えた最終稿「甲"」をCに送付した。Cは、最終稿「甲"」において大幅に加筆された部分αについても「乙」所定のフォーマットに従った修正を付した版面「甲"'」を作成し、これを「乙」の2013年1月号に掲載した。 Aは、その開設するウェブサイトに論文「甲