Levitt & Dubner, Freakonomics (Morrow)は、経済学の本としては珍しくベストセラーになり、今でもAmazon.comで第5位にランクされている。タイトルはキワモノ的だが、著者のLevittはJ.B. クラーク・メダルを受賞した、れっきとした経済学者で、内容も実証データに裏づけられている。 たとえば、米国で1990年代に犯罪が半減したのはなぜか?著者は、その原因を1973年に連邦最高裁で妊娠中絶を合法とする判決が出たことに求める。貧しいシングル・マザーが望まない子供を出産した場合、その子供が犯罪者になる確率は高い。それが減少したため、20年後の90年代に犯罪が減ったのだという。 他にも、経済学の論理とデータを使って常識をくつがえす例があり、それがインセンティヴや情報の非対称性などの概念の説明になっている。学問的に新しい議論が展開されているわけではなく、デ
「みんなの意見」は案外正しかった! 2006-02-25-5 [書評・感想][Affiliate] 読了! ■ジェームズ・スロウィッキー / 「みんなの意見」は案外正しい フランシス・ゴールトンの調査の話から始まります。 見本市で、一番近い値を予想した人に商品が与えられるという 雄牛の重量当てコンテストがあって、参加者は800人で、 で誰かが商品をゲットしたんだけどそれは置いといて、 ゴールトンが投票用紙から推測値を集めて平均値を出してみたら なんと実際の値とほぼぴったり! 実際は1198ポンド、予測は1197ポンド。 なるほど「みんなの意見」ってすごいなあ、 と思うもののちょっとまゆつば。 ということで実験してみました。 私の2006年1月のアフィリエイト(AdSense、Amazon、楽天、等)収入合計 を推測して下さい。みなさんの推測値の平均と実際の値との誤
東洋経済から届いた「ブログキャスター」の見本誌、読んでいてすごく面白かった。何が面白いって、書いているブロガーの経歴をずらっと眺めることができたこと。「へぇー、こんな人もブログ書いてるんだー」というカタログ感覚が良い。あと、自分も含めて微妙にブログ本体の中心的話題とずれたテーマのコラムを書かされているのも面白かった。その方が、出たとこ勝負の文章力が問われるしね。僕のコラムがどうだったかは、読み手の皆さんにご判断を任せるとして。 で、その自分の書いた政治ネタのコラムを読みながら、これを書いた時のことをちょっと思い出したりしていたのだが、その頃はまだ通常国会の開幕前で、マスコミが「ポスト小泉」の下馬評でそこそこ盛り上がっていたりした時期だった。政治の世界の先は分からないとはいえ、コラムを書いてから1カ月しか経っていないのに、想像のはるか斜め上を行く急展開っぷりである。なんじゃこりゃ。 特にこの
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