半年前のエントリについて、いまだにグダグダと考えているわけですが。 専門知への不信 - The best is yet to be. 「高度化・複雑化する現代社会において」などという枕詞を付けなくとも、あらゆる専門的知見は門外漢から見ればブラックボックス的である。専門家と大衆の間に隔たりがあるのは当たり前。問題なのは、その隔たりに橋が架けられていないために、専門家の知見が一般大衆に届かない事にあるのではないか。 マスメディアは大衆の感情的な声はどんどん拾うけれども、専門家の分析や考察を積極的に届けようとはしていない、という印象がある。マスメディアの側にしてみれば、小難しい情報や面倒な理屈をわかりやすく紹介するのは労多くして益少なく、そもそも大衆は啓蒙を好まないということもあり、わざわざ専門知を届けるインセンティブは少ない。専門知が啓蒙されて得をするのは当の専門家ぐらい。一方、大衆の声は振り