JEITA(電子情報技術産業協会)は、情報端末関連機器の2005年の世界/日本市場規模動向と2008年までの予測を発表した。国内のCRTモニターは対前年同期比87%減の6万2000台となり、一般的なPC用のディスプレイ装置としては事実上需要がほぼなくなった。今後は、組み込みなど特殊な用途の領域だけでの使用に限られる見通しで、世界市場でも同24%減の4534万2000台となり、JEITAは、今後、年2-3割減で推移すると予測している。 2005年のモニター市場は世界規模で、CRTから液晶への交代が急進した。液晶モニターは全世界で同54%増の1億425万台となり、JEITAの予測より1年早く1億台を突破した。国内では同5%減の554万台だが、15型から17型への移行が進み、15型以下の構成比は2004年が46%だったのに対し、2005年は38%となった。一方、16-17型は47%が48%に、1