多くの神社は「氏子」と呼ばれる地域に定住する人々に支えられている。そのため地域に人がいなければ、神社は成り立たない。だが、人がわずかしか住んでいない「銀座」で、近年神社が増え続けている。今年オープンしたGINZA SIX(ギンザシックス)の屋上庭園にも神社がある。なぜ銀座で神社が増え続けているのか。宗教社会学者の岡本亮輔氏が読み解く——。 ■ギンザシックスに鎮座する神 今年4月、GINZA SIX(ギンザシックス)がオープンした。松坂屋銀座店の跡地を中心とする大規模な再開発だ。クリスチャン・ディオールやイヴ・サンローランといったハイブランドをはじめ、蔦屋書店など流行の先端をいく店舗が数多く入っている。その13階には4000平方メートルの屋上庭園がある。白いパラソルが並び、休日ともなれば、昼間からワインやシャンパンを飲む人もいる。 ギンザシックス(画像/著者提供) この庭園に神社があることは
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