新年度を前に、高齢者が一時的に宿泊できる「お泊まりデイ」と呼ばれるサービスを取りやめざるをえない介護施設が相次ぎ、東京23区だけで少なくとも31か所に上ることが、NHKの取材でわかりました。防火対策として新年度から新たに義務づけられるスプリンクラーの設置が難しいためで、利用者や家族の間に戸惑いが広がっています。 5年前に長崎市のグループホームで起きた火災をきっかけに消防法令が改正され、自力での避難が難しい人が入居したり宿泊したりする介護施設は、新年度から規模にかかわらずスプリンクラーの設置が原則義務づけられました。 しかし、スプリンクラーが設置できないという理由で、「お泊まりデイ」を取りやめざるをえない施設が相次いでいて、NHKが東京23区に取材したところ少なくとも31の施設に上ることがわかりました。 スプリンクラーの設置は、行政から補助金が出るものの、数百万円に上る自己負担を賄えないとい
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