電子メールが表示された画面(2004年3月16日撮影、資料写真)。(c)PETER PARKS / AFP 【5月18日 AFP】情報技術(IT)は世界の環境問題の解決策ともてはやされることが多いが、問題の一因ともなっていることが明らかになった。エネルギーと資源を集約的に使うIT業界に対して、クリーンになるよう求める圧力が強まっている。 例えば、1メガバイトの電子メールを1通送るのに、どれくらいのエネルギーが必要だろうか? フランス国立科学研究センター(CNRS)によると、約25ワット時。二酸化炭素(CO2)排出量にして20グラムだという。 大したことがないように見えるかもしれないが、IT分野の市場調査会社ラディカーティ・グループ(Radicati Group)の推定よると、今年送られる電子メールの数は1日当たり2930億件。必要な電力のほとんどは化石燃料で賄われることになる。 世界中の膨