(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は11日、日本から輸入されたブドウが残留農薬の規定違反で不合格となったと発表した。規定により積み戻しまたは廃棄処分される。 不合格となったのは生鮮ブドウ250キロ。殺虫剤として用いられる農薬シクラニリプロールが検出された。台湾ではリンゴやナシ、茶のみに同農薬の残留基準値が設定されており、これ以外の品目で検出された場合は基準違反となる。 日本から輸入された生鮮ブドウは、直近半年で3件が残留農薬の違反で不合格となった。3件はそれぞれ異なる業者が輸入した。同署の林金富副署長によると、今回のブドウを輸入した業者に対してはすでに全ロット検査を実施している。林氏はその他の業者が日本から輸入するブドウについても抜き取り検査の割合を引き上げるとした。 この日公表された不合格品は計11件。日本産生鮮ブドウの他、ベトナムから輸入されたインスタント麺やタ