ドイツ人コメディアンJan Böhmermannがトルコのエルドアン大統領をシェルリーエブドが風刺したようなジョークで批判したことを受け、エルドアン大統領がドイツ政府に申し立てをして、メルケル首相が違法に当たるかどうかは司法に委ねるとしながらも、コメディアンを不敬罪で起訴する決定をしたことが話題になっています。 ドイツ人舌禍事件の背景は、難民問題、言論の自由、シリア問題が複雑に絡まりあった政治のリアリズムで、メルケル首相の政治生命もかかった事件です。 シリア難民や移民がEUへ押し寄せていることを受け、EUを代表してメルケル首相がトルコのエルドアン首相に難民や移民をトルコ内に留めておくよう要請し、それと引き換えにEUが670億ドルもの援助をトルコ政府に約束しました。これによりEU域内を自由に行き来できるシェンゲン条約が破綻せずEUの存続が維持できました。 さらに、エルドアン大統領はドイツをテ
ジェットスターツアーズ 英エコノミスト誌。安倍政権の憲法9条改正について書かれていました。集団的自衛権に反対する声が予想以上に大きく、朝日新聞の世論調査によると内閣支持率が40%を切ったそうです。英国メディアらしい記事でなかなか面白かったので紹介します。 原文はこちら。Gloves off(平和国家、少しずつ自国の安全保障へ舵を切り始める)(英エコノミスト誌) 英エコノミスト誌の視点で面白かったのは、記事の最後に「中国政府は日中両国が軍事衝突することを避ける方法について日本政府と協議してる」と触れて、安倍首相が暗にほのめかす集団的自衛権の根拠になっている中国脅威論を皮肉っているところです。安倍首相が存立危機事態を招く国がどこなのかについて明言していないことを面白く皮肉ったユーモアが英エコノミスト誌らしかったです。 実際におそらく中国政府は南シナ海と東シナ海を天秤にかけていると思います。中国
めざまし占いで英語を学ぼう カナダから帰国して以来15年以上が経ち、今もなおカナダ英語を使っています。カナダ英語とアメリカ英語はほぼ同じなのですが、多少違いがあります。アメリカ人やアメリカで英語を学んだ方はアメリカ英語もカナダ英語も同じと言います。ただ、カナダからアメリカを見ると英語に違いがあります。カナダ英語を使うと間違っていると日本で指摘されることが多く、日本の英語はアメリカ英語なんだと改めて再認識することが多いです。 カナダにいた頃に衝撃を受けた英語のひとつがgetの過去分詞形をgotと言うことでした。カナダ人がアメリカ人がhave gottenと言うと「シェークスピアが使う英語かよ!」と笑っていました。さらにイギリス人もカナダ人と同じようにhave gotと言います。若干カナダ英語とイギリス英語は違います。アメリカ英語とイギリス英語の中間に位置するのがカナダ英語という印象がします。
『エスニック・アメリカ』を読んだ大学時代は、グローバル化の波が少しずつ現れつつも街には外国人があまりいなく、アメリカ史の授業で学んだアメリカの現実と日本の間に高い壁がそびえていて、日本に移民が必要ということについてほとんど実感がありませんでした。過去の日記を読みながら昔を思い返してみたら、日本は着実に変わりつつあり、アメリカやイギリスのような多文化社会を少しずつ受け入れつつあることを実感しています。おそらく日本もこれから多文化社会になっていくと思います。未来を知るためには過去に同じことを経験したアメリカを調べることが一番効率良く多くを学ぶことができると思います。アメリカ史の授業で学んだ移民の歴史が、自分たちにも関係しつつあることを感じ、過去に書籍をまとめたものをもう一度読みなおしてブログにしてみました。『エスニック・アメリカ』を時系列に移民の歴史をまとめて、考察を少々書いてみましたのでお時
NYタイムズ紙に今話題沸騰中のミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナさんの記事がありました。今まで読んだ中で最も彼女の心の中と自身の使命感について書かれていましたので紹介します。 原文はこちら。Biracial Beauty Queen Challenges Japan’s Self-Image(ハーフのミスコン女王、日本のイメージに挑戦する)(NYタイムズ紙) NYタイムズ紙に日本のミスコン史上最も注目されているミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナさんの記事がありましたので紹介します。彼女には他のミス・ユニバース日本代表と一線を画す強い使命を感じました。彼女に本当に頑張って欲しいです。 宮本エリアナさんがミス・ユニバースJapanに出場したきっかけは、ハーフの友人の死。ハーフの人の生きづらさを伝え日本人の定義を変えることがミス・ユニバースJapanに出場した理由です。 宮本さん曰く、「
めざまし占いで英語を学ぼう 韓国の養子縁組事情を紹介します。個人的に昔一緒に遊んだアメリカ人女性が韓国から養子に出された女性だったこともあり英エコノミスト誌のこの記事を興味深く読ませていただきました。日本とは事情が異なるだけに異文化理解にもなり勉強になりました。 原文はこちら。Pity the children 子供が不憫でしょうがない(英エコノミスト誌) 英エコノミスト誌に韓国の養子事情の最新情報が書かれていました。10年以上前海外に友達を作るためにネットで遊んでいた頃出会った女性が、アメリカ人の家庭に引き取られた出生地が韓国の女性でした。いろいろ話してわかったのが、アメリカでは養子縁組が日本よりもオープンに行われているようで、それ以来養子縁組に関して興味を持ち、英エコノミスト誌を興味深く読みました。 ソウルで最近起きつつある現象は、教会に子供を置き去りにする風景。韓国政府が養子縁組につ
英エコノミスト誌に技術革新が経済学の常識さえも覆してしまう可能性について書かれていました。アパレル産業の最前線について記事がありましたので紹介します。 原文はこちら。ロボットが発展途上国の仕事を奪う日(英エコノミスト誌) 縫製ロボットがアメリカで開発され来年には実用化される見通しとのこと。縫製ロボットは、アパレルの現場と製造拠点のタイムロスを縮め、さらにオーダーメイドにも対応できることが魅力。手作業による縫製でしかできなかったことが縫製ロボットの登場で変わりそうです。さらに技術革新が経済学の常識さえも覆す可能性が出てきました。英エコノミスト誌の「縫製ロボットが発展途上国の労働者から仕事を奪う日」を読み生産現場で起きつつある地殻変動がわかり驚愕しました。 縫製ロボットを求めているのはファッションブランド。アメリカ本国と製造拠点を近づけることで最新のトレンドをすぐに感じ取ることができるようにな
【英語多読】対訳 "Spark Joy" Tidying-Up Method that has Swept Up the U.S(アメリカを席巻する「人生がときめく片付けの魔法)(NYタイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル紙) 現在世界で最も有名な日本人のひとりであるコンマリこと近藤麻理恵さんがタイム誌が選ぶ最も影響力のある100人にもノミネートされ、著書「人生がときめく片付けの魔法」がアメリカ全土を席巻中です。何がアメリカ人をそこまで虜にしたのか興味深い考察が得られました。アメリカで成功する秘訣は日本の考え方にあるのかもしれません。 原文はこちら。Kissing Your Socks Goodbye(お世話になった靴下に最後にキスを)(NYタイムズ紙) 原文はこちら。Marie Kondo and the Cult of Tidying Up(近藤麻理恵と片付けの女王)(ウォール・ス
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