市民団体幹部ら10人以上捜査=北朝鮮指示受け組織づくり−韓国検察 市民団体幹部ら10人以上捜査=北朝鮮指示受け組織づくり−韓国検察 【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは10日、北朝鮮の労働党の指示を受け、地下政党設立を目的とした「反国家団体」を組織したとして、ソウル中央地方検察庁が国家保安法違反容疑で中小企業経営者を逮捕し、市民団体や労組、野党の関係者ら10人以上を対象に捜査していると伝えた。 捜査対象者には、政治問題化している大学の学費引き下げ問題をめぐり、政府・与党を非難している市民団体幹部が含まれており、捜査は当局による弾圧だとの反発の声が上がっている。 聯合ニュースによると、検察は10人以上の自宅や職場を捜索し、8日にこの経営者を逮捕。経営者は1994年4月から最近まで、日本に38回、中国に18回渡航し、北朝鮮の工作組織幹部らと接触していたという。(2011/07/10-18:5