2020年の東京オリンピックに向けて、日本の文化やファッションなどの情報発信の強化を検討する有識者会議「クールジャパン ムーブメント推進会議」は8月26日、「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」となることをミッションとする提言をまとめ、稲田朋美担当相に提出した。文化などを発信するだけでなく、少子高齢化などの課題に世界に先駆けて日本が取り組み発信することによって、日本の良さを伝えるとしている。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏が8月23日にTwitterに投稿したコメントがおよそ2時間半で600件以上リツイートされるなど反響を呼んでいる。
厚生労働省は17日、統合失調症治療薬「ゼプリオン水懸筋注」(ヤンセンファーマ社)を使用していた21人が死亡したと発表した。因果関係はわかっていないが、厚労省は同社に対し、使用上の注意を改訂し、医療関係者らに注意を呼びかけるよう指示した。 厚労省と同社によると、「ゼプリオン水懸筋注」は昨年11月に販売を始め、使用した患者は推定約1万900人という。死亡例のうち、詳しい情報が公開された14例の死因は心筋梗塞(こうそく)や多臓器不全、肺炎などで、半数はわからなかった。12例はほかの抗精神病薬と併用していた。使用してから死亡するまでの期間は3~107日だった。
厚生労働省は17日、統合失調症治療薬「ゼプリオン」の使用後に死亡した患者が昨年11月の販売開始から5カ月で21人に上ると発表した。いずれも薬との因果関係は不明だが、同省は製造販売元のヤンセンファーマ(東京都千代田区)に対し、複数の抗精神病薬を併用する不安定な患者への使用や過剰な投与をしないよう医師向けの添付文書を改訂し、医療機関に注意喚起するよう指示した。 厚労省によると、この薬は肩などの筋肉に4週間に1回注射し、症状を抑える。今月15日までに推計で約1万900人が使用し、効果が長く持続するのが特徴という。 製薬会社の市販後の調査で、今月16日までに20〜70代の男女21人が使用後に死亡していたことが判明。死因は心筋梗塞(こうそく)や肺炎、多臓器不全のほか、嘔吐(おうと)物による窒息や自殺などもあった。投与開始から死亡までの日数も数日から100日以上のケースまであった。 この薬は主に
安倍首相が海外メディアに対し、「イルカ漁」に関する自らの考えを語った。キャロライン・ケネディ駐日大使らのツイッターに、反論した格好だ。安倍首相はCNNのインタビューに答え、イルカ漁については批判があるとしながらも、古来から続く文化であり、慣習として理解してほしいとする考えを述べたという。ダボス会議に出席した際に収録されたインタビュー映像の一部が、同社ホームページに公開されている。 安倍首相は、「太地町におけるイルカ漁については、古来から続いている漁であって、彼らは彼らの文化であり慣習として、また生活のためにとっているんだということを理解をしてもらいたい」と述べた。「それぞれの国には、またそれぞれの地域には、それぞれ祖先から伝わる様々な生き方、慣習というものがある。文化もある。私は当然そうしたものは尊重されるべきものだと思っているが、同時に様々な批判があることも承知をしている」 (CNN「安
◇――受章の感想をお願いします。 「日本人(にっぽんじん)に生まれて本当に良かったと今日、思いました。文化のために何をしたのかな、という反省も大きくあります。一生懸命やろうと思っています。以上です」――本日、天皇陛下にお会いして、どのような印象を受けましたか。 「前回(お会いしたのは)、文化功労者の時だったでしょうか。ちょっと健康を害されているのかなと、それが気になりました」――緊張はされましたか。 「そんなに緊張はしませんでした」――天皇陛下からは何と声をかけられましたか。 「特別僕個人にお話をされたわけではないので。お年を召されたなというのが、自分はとても気になりました」――アウトローも含め、さまざまなの日本人を演じてこられたと思います。「日本人で良かった」という言葉にはそういう感慨が込められていると思いますが、改めておうかがいできれば。 「二百何本という膨大な数字の本数をやらせていた
【河原一郎】熊本県を28日まで訪れていた天皇、皇后両陛下を熊本空港で見送る人々の中に、熊本市在住の作家・石牟礼道子さん(86)がいた。今回の訪問前、水俣病の胎児性患者に会って欲しいと書いた手紙を宮内庁に送っていた。患者らと面会した両陛下をひと目見送りたいと、入院中の病院から駆けつけた。 ロビーで両陛下を待つ人たちの最前列にいたという石牟礼さん。一人ひとりに視線を配り、歩く皇后さまと目が合ったと思い、車いすから立ち上がると、皇后さまも少し歩みを緩めたように見えた。見送り後、侍従を名乗る男性が皇后さまからの伝言として、「くれぐれもお体を大切に」との言葉と見送りのお礼を伝えてきたという。 石牟礼さんは7月末、東京であった会合で隣になった皇后さまに「水俣に行きますからね」と伝えられ、その後、宮内庁に手紙を送った。「今も認定されない潜在患者の方々は苦しんでいます。50歳を超えてもあどけない顔の胎児性
【ダッカ=小暮哲夫】灰色の濁った水が、壁から外に突き出たパイプから、勢いよく排水溝に流れ出す。 バングラデシュ・ダッカ南部のハザリバーグ地区は、革靴の原料になる皮革のなめし工場が並ぶ。その数は大小200。国内の皮革の9割がつくられ、3万人ほどが働く。 汚水や悪臭の原因は、工場で使う化学物質だ。クロムや硫黄の化合物など数十種類。有毒だが、労働者たちは素手でマスクをつけずに作業を続ける。 毎日、約2万立方メートルの排水が、市内を流れるブリガンガ川に注ぐ。排水は浄化して外に流さなければならないが、「処理施設がある工場はゼロ」(環境森林省)だ。 NGO「環境と人材開発の会(SEHD)」が1999年に労働者179人を調べると、国内平均と比べた罹患(りかん)率は皮膚炎で52倍、胃炎は37倍、ぜんそくで6倍に達していた。 この地区の皮革を原料とした革靴が、日本でも大量に売られている。
ニュージーランドの先住民族マオリの女性が北海道恵庭市の温泉施設を訪れた際、顔の入れ墨を理由に入浴を断られていたことが12日、分かった。女性側は「尊厳を傷つける人種差別だ」と批判する一方、施設側は一律の対応であることを強調している。 ◇施設側「一律の対応」 女性はエラナ・ブレワートンさん(60)。マオリの言語指導者で、唇とあごに家系や社会的地位を示す「モコ」と呼ばれる入れ墨がある。アイヌ語復興をめざす講習会の講師として来日。8日、札幌市内で開かれた行事に参加した後、関係者約10人とともに入浴と食事のため施設を訪れた。 ブレワートンさん側は「反社会的な入れ墨とは異なる伝統文化であり、差別ではないか」と抗議したが、施設側は「入れ墨に威圧感や恐怖感を覚える人がいる。入れ墨が見えれば一律で断っている」と説明した。 ブレワートンさん側の関係者は「先住民族の証しや誇りが認められないのは残念」。施
2000年もの伝統と、厳しいしきたり。「滅私」が美徳とされる皇室の世界に飛び込んだ二人の女性—だが今、それぞれの生き方はまるで対極だ。奥深い「女の人生」、我々はどう考えるべきか。 あまりに華麗な生い立ち 6月9日に成婚20周年を迎えた皇太子夫妻。体調不良が続く雅子妃の11年ぶりの海外公務とあって、国民の注目を集めたオランダ訪問から1ヵ月が経った。 「オランダ公務では、ご無理をなされていたのでしょう。雅子さまは帰国後、微熱を出し体調を崩されていました。しかし、5月22日には夫妻で東京・上野の国立科学博物館を訪れてグレートジャーニー展を鑑賞され、26日には学習院幼稚園の再開園50周年記念式典にも家族3人で出席された。そのときには雅子さまはだいぶ回復されたようで、にこやかな笑顔を見せていました」(宮内庁担当記者) すぐに本格的な公務復帰とはいかないものの、徐々に明るさを取り戻しているようにも見え
【モスクワ=駒木明義】ロシア外務省は23日、日本維新の会の橋下徹共同代表の従軍慰安婦を巡る一連の発言について「第2次大戦で日本の軍国主義と戦ったすべての人に対する侮辱」として批判する考えを公式サイトに掲載した。ロシア当局が橋下氏の発言について公式の立場を示すのは初めて。 ロシア外務省は「『慰安婦』を性的な奴隷として従事させた恥ずべき行いを糊塗(こと)し、さらには正当化しようとする試みを政治家たちは繰り返してきた」と指摘。さらに、発言の背景に「戦後の現実を拒否し、第2次大戦について偏見に満ちた評価を押しつけようとする政治家たちの試み」があると指摘した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事ロシアから4度照会、捜査せず 米政権テロ対策に批判(4/27)容疑者
肩身の狭い思いをする、海外の日本人 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の「慰安婦」発言が、波紋を広げている。海外在住の日本人、日本企業駐在員、そして欧米に留学中の学生たちは、本当に困惑しているのではないかと思う。事実、「情けないです」「なぜ今この話をするのかわかりません」「肩身が狭いです」と、この連載を読んでくれている留学生たちからもメールが来る。 そこで、私の考えを述べておくと、橋下氏が間違っているか間違っていないかは、実はどうでもいいことだ。もううんざりするほど聞かされた「歴史認識問題」も、今更という感じである。 ただ、ひとつだけ言っておきたいのは、これは過去の歴史認識の問題ではないこと。第2次大戦中の歴史の話ではないこと。私たち日本人の「現代史」の問題だということだ。 なぜなら、慰安婦問題は、私たち日本人が作り上げた「現代史」だからだ。というのは、1992年までこの問題は存在し
「ヘイトスピーチ」が社会問題になっています。今月上旬、国会でも取り上げられました。 安倍晋三首相は7日の参院予算委員会で、「一部の国、民族を排除する言動があるのは極めて残念なことだ」と答弁。谷垣禎一法相は、9日の参院法務委員会で、「憂慮に堪えない。品格ある国家という方向に真っ向から反する」と述べています(引用は朝日新聞)。 どういうことでしょうか。 ヘイトスピーチとは、人種や民族、宗教などをおとしめたり、あるいはそれらへの差別をあおったりする憎悪の表現のことです。ヘイト(hate)は英語で憎悪を意味します。 最近、街頭でヘイトスピーチを堂々と叫んで歩くデモが、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を中心に行われています。主な主張は、在日韓国・朝鮮人の永住権などを許さない、というものです。昨夏以降、竹島問題などで日韓関係が悪化していることもあり、動きが活発になっているのです。 対抗デモの動
大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)の発言が、国外へも波紋を広げている。橋下氏がいわゆる従軍慰安婦について「必要だった」と発言した点がクローズアップされた結果、国外のニュースサイトでもかなりのアクセスを集めている。橋下氏はツイッターで丁寧な説明を繰り返しているものの、国外には短絡的な形で発言が伝わる可能性がある。 東亜日報「日本政治家の妄言病が再発」 2013年5月14日の国外メディアも、こぞって橋下氏の発言を取り上げた。例えば韓国の東亜日報は 「日本政治家の妄言病が再発」 として、橋下市長の発言や自民党の高市早苗政調会長の歴史認識をめぐる発言を批判。 中国外務省の洪磊・副報道局長も、定例会見で 「日本の政治家が人類の良識と歴史的正義に挑戦する発言を公然と行ったことに驚きと強烈な憤慨を示す」 と強く批判した。 影響は東アジアにとどまらない。AP通信は「大阪市長:戦時の性奴隷は必要だっ
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
長崎県対馬市の寺から盗まれた仏像が韓国から返還されない問題を受け、同市で毎年8月に開かれている日韓交流イベント「厳原港まつり対馬アリラン祭」のハイライトを飾る「朝鮮通信使行列」が、今年は中止されることになった。 行列を主催する地元振興会は「住民感情を考えると中止せざるを得ない。韓国への抗議の意味もある」としている。 朝鮮通信使は、江戸時代に李王朝から派遣された友好使節団で、対馬藩が江戸まで案内した。当時を再現する行列は1980年に始まり、韓国からの参加者を含めた約400人が民族衣装などを身にまとい、にぎやかに練り歩く。 行列を主催する朝鮮通信使行列振興会が17日に総会を開き、「仏像問題が解決しておらず、例年のように実施できる雰囲気ではない」として中止を決めた。来年以降については未定という。祭りの名称から韓国語の「アリラン」という表記を削ることも検討されている。
(2013年2月5日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 第1次世界大戦で男たちが「塹壕から攻撃」に出る姿を映したチラチラする白黒映画は、あり得ないほど遠い昔のように思える。 だが、今の大国はもう2度と、1914年の大国のように戦争に巻き込まれることはないという考えは、あまりに慢心が過ぎる。中国と日本、米国の間で高まる緊張には、ほぼ1世紀前に勃発した恐ろしい衝突に似た響きがある。 火付け役になりかねない最も明白な問題は、中国では釣魚島、日本では尖閣諸島として知られる島嶼を巡る日中間の未解決の領有権争いだ。ここ数カ月、日中両国の航空機と船が島の近くでシャドーボクシングを繰り広げている。 事態を懸念した米国は10月下旬、米国の外交政策機関の大物4人から成るトップレベルの派遣団を日中に送り込んだ。ジョージ・ブッシュ前大統領の下で国家安全保障会議(NSC)を率いたスティーブン・ハドリー氏や、ヒラリー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く