「お一人様2つまで」。一昨年ごろから、ドラッグストアなどの紙おむつのコーナーで、こんな張り紙を目にすることが増えた。「モレない・ムレない」のキャッチコピーで知られる花王(東京)の紙おむつ「メリーズ」。子育て中の父母になじみ深い人気商品が品薄状態になったのだ。ただ、少子化の日本でなぜ-。不可解な現象に、首をかしげた人々も少なくない。その原因についに捜査のメスが入り、兵庫県警が中国籍の男3人を逮捕した。中国で過熱する日本製紙おむつの人気があり、中国で転売すれば大きな収益になることが背景にある。中国人が買い占めのため店に殺到、店員との間で暴力沙汰に発展するケースもあるという。日本製紙おむつを求める理由を探ると、「中国製は恐い。信用できる日本製がほしい」という中国人の〝本音〟がかいま見えた。 調理師資格で入国 兵庫県警は昨年10月15日、出入国管理法違反(資格外活動)容疑で、いずれも中国籍で同県明
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