タグ

ブックマーク / caprice.blog63.fc2.com (16)

  • きまぐれな日々 ストップ・電源三法! 今こそ「田中曽根政治」を克服しよう

    菅直人首相がサミットに出かけ、2020年代に日の電力に占める自然エネルギーの比率を20%台に乗せると国際公約したらしいが、あまりぱっとしない公約だなあとしか思えない。2020年代と言ったって、今から18年後の2029年だって「20年代」なんだし、その頃には菅直人も今のナベツネくらいの老人だ。 予想通り「脱原発」とも「原発推進」ともとれない「鵺(ぬえ)」のようなメッセージを発する菅直人に脱力感を覚えるが、それでも、「自公」や小沢一郎を入れた「自自公」が復活して原発推進路線が維持されるくらいなら菅政権が継続した方がマシだとしか思えないから、なおさら閉塞感が募るのである。同様の感覚を持たれる方は多いのではないだろうか。このところ、「原発政局」も膠着状態になってきて、攻める側の自民党も小沢一派も「手詰まり」の状態だ。 安倍晋三がメルマガで騒ぎ立てた「海水注入問題」は、どうやら経産省の原発推進官僚

  • きまぐれな日々 憲法9条と憲法25条を関連づける潜在力を持つ20代の若者

    連休中は、裏ブログには毎日記事を書いたが、こちらは6日間お休みした。中6日のインターバルは、プロ野球の先発投手並みだが、当ブログとしては開設直後以来のことになる。 ゴールデンウィークというと憲法記念日の5月3日を含むが、憲法というと9条改憲の是非をめぐって、9条改憲賛成・反対両派の意見がメディアに取り上げられるのが常だった。しかし、今年は政権交代で改憲が遠のいたと見られたためか、改憲派の集会が盛り上がらず、各種世論調査でも改憲支持派の漸減傾向が続いていることが報じられた。 私事だが、最近香川県を離れ、東京に出てきたこともあって、5月3日に「自由と生存のメーデー」の「サウンドデモ」に参加してみた。今年で5回目だそうだが、数年前、私と年齢の近いのさるブロガーがこのデモに参加した体験記を書いていて、それによると、いわゆるプレカリアートのデモは「若者の運動」と紹介されることが多いけれども、実際には

    peacemedia
    peacemedia 2010/05/08
    希望ある分析。この運動(生存の問題、9+25)は、旧来的な誰かを組織する/組織されるという視点よりも、必要に応じて(迫られて)渦中の私たちの手づくりから始まる。だから大変でも、楽しい。
  • きまぐれな日々 存在価値なし! 「取り調べの可視化」にも足踏みする民主党

    私自身がブログの記事を書くのにもいまいち力が入らない状態なのに言えた筋合いではないかもしれないが、最近ネットにおける政治談義がやけに低調だ。1月の「小沢一郎 vs. 検察」では大きく盛り上がったが、小沢一郎の不起訴が報じられたあと、鳩山政権内で民社協会系政治家の力が強まって、次々ととんでもないことをやらかしているのに、かつて反安倍晋三や反自民で拳を振り上げていた人間たちは口をつぐんでいる。その間に、日政治はもう溶けてしまいそうになっている。 鳩山邦夫が自民党に離党届を出した件は、鳩山が名前を挙げた与謝野馨や舛添要一らの反応も悪く、マスメディアからも冷ややかに扱われており、鳩山に好感触を示したのは平沼赳夫(笑)だけだった。私は昨年、『kojitakenの日記』に、「鳩山邦夫 裏切りの人生」と題したエントリを公開して、当たりをとった。今回の鳩山邦夫の離党で思い出したのはこのエントリのことだ

  • きまぐれな日々 原発問題と高校無償化朝鮮学校除外に見る旧民社系の害毒

    その報道に接した時、「ああ、この人はもうダメだな」と思った。そればかりか、4年近くもブログで政治について書き続けてきた緊張の糸が切れそうになった。残っている気力でこうして記事を書いているが、どの程度力が入っているか、自分でも心許ない。 鳩山由紀夫首相が12日の参院予算委員会で、舛添要一(自民)の質問に対し、「世界との比較で日は法人税が高くて消費税が極めて低いのは事実だ。法人税率を国際的な流れにふさわしく、減税の方向に導いていくのが筋だと考えている」と答弁した件だ(朝日新聞より引用。下記URL参照)。 http://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY201003120175.html これは、財界とマスコミが待望していた答弁だったから、各紙とも一斉にうれしそうにこの答弁を報じたが、私は、せっかく政権交代して、菅直人財務相や税調の専門家委員会(神野直

  • きまぐれな日々 陰謀論や無力感に別れを告げて、前を向いて進もう

    昨日(7日)の「政治番組」でも、「小沢一郎問題」がメインで取り上げられたが、私はもはや集中して番組を見ることはできなかった。この件に関して政治がなすべきことは、「企業・団体献金の全面禁止」と「取り調べの可視化」、この2件をスピーディーに法制化することだ。 ところが、またしても民主党が怪しい動きを見せているようだ。昨日トラックバックいただいた『たかしズム「ネトウヨ、バカウヨ、ネット右翼、恥さらし、売国奴、日の恥」を語るための、たかしのブログ』は、上記サンプロに出演した郷原信郎氏の発言を引いて、下記のように書いている。 今朝(2月7日)のサンデープロジェクトがだんぜん面白かった。特に郷原信郎氏の発言が気に入った、彼はこう言ったのだ。自身の不起訴決定後に行なった記者会見での小沢氏の「不起訴は公平公正な検察当局の捜査の結果として受け止めている。」という発言は、問題である、一度は「到底容認できない

    peacemedia
    peacemedia 2010/02/09
    「「企業・団体献金の全面禁止」と「取り調べの可視化」、この2件をスピーディーに法制化」「そもそも陰謀論に傾きやすいのは、…現状追認の姿勢の反映なのではないか」民主・自民ともに石橋湛山のような者が不在。
  • きまぐれな日々 「取り調べの全面可視化」に反対する衆院議員の名前を晒す

    小沢一郎は結局「嫌疑不十分」により不起訴処分となった。先週末、小沢が二度目の事情聴取を受けたあと、自らの進退に言及した時には、私は小沢が立件されると思ったし、野党や民主党内の反主流派も勢いづいた。民主党で特に目立ったのは前原誠司と野田佳彦の「偽メール事件」コンビだった。前原も野田も、私の大嫌いな渡部恒三が名づけたという「七奉行」のメンバーだそうだが、渡部の言う「七奉行」とはそもそも渡部自身や小沢一郎を含む「竹下派七奉行」に由来するものだろう。昨年末に、過去の栄光にすがる前世紀の遺物・渡部を囲む会などをやったという連中に、これからの日を背負って立つことなど到底できそうにない。小沢一郎の不起訴で、彼らは一転してあわてふためいていることだろう。 まあ、浮かれていたのは何も民主党内の反主流派だけではなく、自民党もそうだっただろうし、われらが城内実センセイにいたっては、「小沢一郎民主党幹事長の例の

    peacemedia
    peacemedia 2010/02/05
    これはいい記事。「毎日えらぼーと」から可視化法案反対者をリスト化。公約を監視・検証するのは、民主主義にとって不可欠な行為。
  • きまぐれな日々 検察官僚・平沼騏一郎がぶっ壊した戦前の「政党政治」

    昨年3月3日の大久保隆規氏逮捕で西松事件は幕を開けたが、当ブログは翌3月4日付で「小沢一郎代表は潔く退陣を、麻生太郎首相は早期解散を」と題した記事を公開した。読み返すと、朝日新聞の社説を引用するなど、現在の当ブログの論調からは考えられない記事だが、90年代初頭には「金竹小」(こんちくしょう、金丸信、竹下登、小沢一郎を指す)と呼ばれて、マスコミに叩かれていた小沢一郎なら、「政治とカネ」の問題に問われて当たり前という感覚だった。今でも小沢一郎がクリーンな政治家だとは全然思っていない。 しかし、今回の石川議員逮捕劇では、小沢一郎の説明責任を問うよりも、東京地検特捜部を強く批判した。何故か。それは、彼らが全然結果を出せなかったからだ。当ブログは小沢一郎退陣を求めてから19日後の昨年3月23日には、「ネズミ一匹出なかった「西松事件」とひどかった「リーク報道」」で既に結果を出せなかった検察と、そのリー

  • きまぐれな日々 小沢一郎を乗り越えるべきは東京地検特捜部ではなく国民だ

    予想通り週末の政治番組は小沢一郎の「政治とカネ」問題一色に塗りつぶされた。今日召集される通常国会でも、この件をめぐる質疑応答に注目が集中するだろう。だが私は、はっきり言って、自民党議員の追及を聞いたところで、「お前が言うな」としか思えないから、今からうんざりしている。かつて、小泉純一郎が首相に就任した頃、「われわれこそが改革者だ」と自民党議員たちが口にするのを聞いた時に感じた白々しさを、再び感じるだけだ。 民主党における小沢支配は、確かに由々しき問題だし、いずれそう遠くないうちに民主党も国民も小沢一郎を乗り越えなければならないと私は考えている。それには、「政治とカネ」の問題ももちろん含まれるし、小沢一郎や鳩山由紀夫、菅直人をはじめとしてほとんどの民主党議員が主張している、衆議院の比例区定数80削減は、なんとしてでも止めなければならない。 だがそのことと、どう考えても無理筋の、今回の東京地検

  • きまぐれな日々 岸信介一派は追及されず、角栄系列ばかりが追及される怪

    前回のエントリ「産経新聞と自民党は潰れてもらった方が世のため人のため」(1月12日付)は、特に多くのアクセスをいただいたわけではないが、ここ最近のエントリとしては、「ブログ拍手」が多かった。これを書いている時点で185件であるが、衆院選が終わってしばらく経った頃から、「ブログ拍手」が150件を超えることはまれになっていたから、久々にご賛同いただいた方の多いエントリになったといってもよさそうだ。 衆院選が終わって来月末で半年になるが、今になってもやはり自民党は国民の多くから相変わらず嫌われているのだなと感じる。私は民主党に対して是々非々のスタンスをとっているし、民主党を批判したエントリには逆に読者から批判を浴びることも多い。しかし、こと自民党批判となると、逆風を感じることはほとんどない。5年前の郵政総選挙の頃、あれほどネットにあふれ返っていた小泉信者たちはいったいどこに行ってしまったのだろう

  • きまぐれな日々 産経新聞と自民党は潰れてもらった方が世のため人のため

    読売新聞の世論調査(1月8?10日実施)で、鳩山内閣の支持率が56%を記録し、前回(昨年12月18?19日調査)の55%を1ポイント上回り、支持率低下に歯止めがかかった結果が出た。 記事を見ると、鳩山由紀夫首相の指導力や、小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題に関する説明責任について、世論が否定的であるという結果になっているが、藤井裕久氏から菅直人副総理への財務相交代が、政権運営にプラスの影響を与えると思う人は47%で、マイナスの影響を与えるとした人の33%を大きく上回った。とかくこれまでスピード感に欠けていた鳩山政権だが、緊縮財政論者の藤井前財務相に代わって、昨年末に政府が発表した成長戦略をとりまとめた菅副総理が財務相に就任したことが、人々に期待感を起こさせ、これが内閣支持率の下げ止まりにつながったものと考えられる。なお、共同通信の調査でも、内閣支持率微増、菅直人財務相に「期待する」59.

  • きまぐれな日々 経団連にだまされるな ― 「小さな政府」や温暖化陰謀論の罠

    昨年は年明け早々、NHKなどの討論番組に竹中平蔵が出突っ張りで、新自由主義陣営が全力で反転攻勢を仕掛けていたが、ここにきて竹中の姿をめっきり見かけなくなった。昨年の一年間で、新自由主義の敗北は明らかになったと言えると思う。 たとえば、朝日新聞論説副主幹の小此木潔は、著書『消費税をどうするか―再分配と負担の視点から』(岩波新書、2009年)で、下記のように書いている。 「政府は小さければ小さいほどいい」「すべてを市場に任せれば片がつく」という幻想は、「すべてを政府に任せればうまくやれる」と考えた古い左翼の幻想と対をなす誤謬であり、いずれも人々の暮らしや民意の実態を見ないイデオロギーだった。 市場取引の自由と野放しの強欲が需給の均衡をつくり出すことを素朴に信じた、現代の「おまじない経済学」の時代は終わった。 (小此木潔『消費税をどうするか―再分配と負担の視点から』(岩波新書、2009年) 19

  • きまぐれな日々 「子ども手当」の所得制限など不要、「金持ち増税」を行え

    年末でアクセス数の減る祝日だが、ネットの言論においてもようやくあのうんざりする政権交代マンセーの流れが収まり、暫定税率の当面維持と「子ども手当」の所得制限の件で議論が生じてきたので、週2回更新のペースを久々に破って、エントリを上げることにした。 「子ども手当」に所得制限を設けないこと自体は、『kojitakenの日記』の12月17日付エントリ「「子ども手当の所得制限」に反対を表明する」に書いたように私は賛成であり、鳩山由紀夫首相の決断を支持する。そのエントリでも紹介したが、当ブログにいただいたぽむさんのコメントがとても素晴らしいと思うので、以下に再掲する。 http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091217/1261050204#20091217f1 小沢幹事長が、鳩山首相に「子ども手当」に「所得制限すべきだ」と要望したそうです。 社民党や国民新党も以前から所

  • きまぐれな日々 再分配こそ財政の肝 ─ 消費税増税による財政再建は論外だ (タグ:神野直彦)

    すっかり更新間隔がまばらになってしまった当ブログだが、旧「政権交代ブログ」の興味の的は、日郵政の社長人事らしい。しかし、この件には私はたいした興味を抱くことはできない。だって、郵政民営化の見直しだの反対だのって、あの平沼赳夫や城内実でさえ言っている、というか彼らは他にはたいしたことを言っていないのだが、彼らにさえ正論が吐ける議題でしかないからだ。もちろん、顔ではニヤけながら腸を煮え返らせている竹中平蔵が吐く捨て台詞などは論外だけれども、この問題は連立与党が公約通り粛々と進めてくれれば良いだけの話だ。 それより問題なのは、わが国の貧困率が15.7%に達し、自殺者が年3万人を超え始めた1998年以降をとっても最悪に達した(2007年)ことであり、それにもかかわらず、財務官僚の意を受けた鳩山内閣が、母子加算を復活するから、高校等就学費や学習支援費を廃止しようなどとしていることだ。 小沢一郎や植

  • きまぐれな日々 八ッ場ダムをめぐる謀略マスコミのとんでもない「やらせ」報道

    昨日に引き続き、新政権の「脱ダム」政策に関するマスコミの、「謀略」としか言いようのない報道ぶりを取り上げる。 八ッ場ダムの建設中止を言明した前原誠司国土交通大臣を、現在マスコミはバッシングの対象にしている。前原大臣は、民主党代表時代に、「偽メール事件」を起こした責任を問われた悪印象や、タカ派にして構造改革支持者だった政治姿勢が左派からも嫌われているために、マスコミにバッシングされても、右派からも左派からも前原擁護の声はほとんど上がらない。しかし、ダム建設推進派寄りに極度に偏向したマスコミを批判しない左派は、ダブルスタンダードの謗りを免れないと思う。前原氏は国土交通大臣であって、防衛大臣でもなければ財務大臣でも経済産業大臣でもない。国土交通大臣というのは、前原氏の「毒」を封じ込め、かつ結果を出すことが求められるポストであって、小沢一郎の入れ知恵かどうかはわからないが、なかなか巧みな人事だった

  • きまぐれな日々 自民党総裁選 ─ 西村康稔の「陽動作戦」に騙されるな

    NHKが「自民党のコマーシャル」までやった昨年の賑やかさとは打って変わって、さして注目もされていない自民党総裁選だが、谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の三氏によって争われている。 昨年の総裁選は、麻生太郎、与謝野馨、石原伸晃、小池百合子、石破茂の5氏が立候補したが、不思議なことに候補者は一人も重複していない。昨年は、この5氏のほかに、棚橋泰文と山一太が立候補の意思表示を行ってテレビ朝日の『サンデープロジェクト』で行われた討論会で自説をアピールしたが、立候補しなかった。推薦人が集まらなかったためというが、棚橋の場合はそれより総選挙目当ての売名活動と思われたし、2007年の参院選で当選した山一太の場合は、今後の政治活動への布石を打ったつもりだったのだろう。 いずれにしても、自民党総裁になれば総理大臣の座を勝ち取れる昨年の総裁選には立候補し、野党のリーダーとして地道に党を立て直す必要のある今回の

  • きまぐれな日々 「仕事が欲しい」と訴える自民元議員・萩原誠司の「自己責任」

    先月末の衆院選のNHK開票速報で、いの一番に当確が報じられたのが岡山2区の民主党前職・津村啓介だった。津村に敗れた自民党前職の萩原誠司は、比例復活もならず、国会議員の座を失った。 今回の衆院選で、自民党中国ブロックは、比例名簿1位に岡山3区の阿部俊子を記載し、2位と3位にはそれぞれ比例単独候補を置いたので、4議席を獲得した自民党同ブロックは、小選挙区での落選者が1人しか復活できず、それが広島4区の中川秀直だった。岡山1区や5区で民主党がもう少し頑張っていれば中川(女)も中川(酒)同様落選に追い込めたのだが、今回の選挙では近畿地方を除く西日でアンダードッグ効果が起き、中国ブロックでも広島県以外では自民党が粘り腰を発揮し、中川(女)は九死に一生を得た。 しかし、小泉郵政選挙でさえ小選挙区で敗れた岡山2区の萩原誠司や同4区の橋岳(故橋龍太郎元首相の倅)には、比例復活などあり得ない。選挙の

    peacemedia
    peacemedia 2009/09/18
    『だが、少なくとも一つだけいえるのは、小泉郵政選挙で落下傘候補として比例復活で当選した萩原氏は、当然ながら「小さな政府」を支持し、「自己責任論」を訴える立場に立っていたと見なされることだ。その萩原氏が
  • 1