(前回から読む) 展覧会の会場に来て、1時間半ずっと荒木さんのジオラマを見つめて帰った女性のお話をお聞きしましたが。 荒木:やっぱりそういった、恋愛も含めた物語、「いま見えているもの」の前後の話って女性の方が直感的に認識するし、共感することも多いようですね。たとえばジオラマの写真を見ても、女性はいろいろな物語を妄想するのに対して、男性の方は「どうやって撮ったのか」と、テクニックの方を見たいと思う方が多いです。 なるほど。ご自身はどうですか。男性的、女性的で言うと。 荒木:ハイブリッドだと思います。 やはりそうですか。個人の趣味としてやって来られて、今回、テレビへの出演から展覧会や単行本まで、一気に支持が広がったわけですけれど、その根っこには「物語」があるんでしょうか。 「いまどき、こんなことやっている人がいる」 荒木:それもあるかもしれませんが、一番大きいのは、たぶん世の中こんなにスピード
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