家庭医育成の世界では割と有名なこの病院で、こんな騒動が起こっているとはしりませんでした。 ネットで拾った新聞記事では、 松前病院 前事務局長の人事*院長と町、対立深刻*議会も反発*収拾の道見えず 2013.09.19 北海道新聞 【松前】町立松前病院の人事をめぐって、木村真司院長と町、議会との間の対立が激しさを増している。 3月末で定年退職となった当時の同病院事務局長の再雇用について、その手腕を評価し好待遇の維持を求める木村院長と、規定に沿って給与減額を主張する町の交渉が事実上決裂。 その後、木村院長が自らの裁量で人事発令し、あくまで前事務局長の待遇を保障しようとしたことに議会も反発、事態収拾の道筋は見えない。(恵本俊文) 6日の町議会決算審査特別委員会。 町立松前病院の前事務局長が担当した2012年度町病院事業会計決算は、監査委員から11項目もの付帯意見が付いたあげく、委員8人の採決でも
【辻外記子】厚生労働省は、急病や事故による救急患者の受け入れを断らない病院を全国に約100カ所、整備する方針を決めた。救急患者の「たらい回し」を防ぐのがねらいで、条件を満たせば、どんな状態でもいったん受け入れて対応することを目指す。来年度予算の概算要求に約20億円を盛り込み、スタッフやベッドの確保に必要な経費を補助する。 対象となるのは、入院や手術を必要とする患者を受け入れる二次救急の施設。地域ごとに受け入れ条件として「30分以上待った」や「5カ所から断られた」などのルールを決め、対象の救急患者を受け入れ、入院させたり、手当てをした後に他の施設に転院させたりする。 救急車を呼んでも、受け入れ病院が見つからず車内で待たされたり、救急隊がいくつもの病院に電話をしても断られたりするケースの減少につなげる。 続きを読む関連リンク救急搬送、使えるスマホ 症状入力、受け入れ病院を検索(8/3)新ポ
患者紹介ビジネスのイメージ紹介業者のパンフレット。患者を「弊社会員」と呼び、医療機関から紹介料を受け取る構図が記されている(画像は一部修整しています) 【沢伸也、月舘彩子】高齢者施設で暮らす患者をまとめて紹介してもらい、見返りに診療報酬の一部を紹介業者に支払う医師が増えている。訪問診療の報酬が外来より高いことに着目した「患者紹介ビジネス」に加担している形だ。法令の規制はなく、厚生労働省は「患者をカネで買うような行為は不適切」として規制の検討に乗り出した。 「患者、金づるか」 過剰診療の恐れ 紹介業者は高齢者施設の患者を一挙に大量獲得し、訪問診療をする開業医に話を持ちかけることが多い。紹介料の相場は、患者1人あたり診療報酬(月約6万円)の2割だ。 兵庫県の診療所。毎週金曜日、午前の診察が終わると、待合室で製薬会社や医療機器メーカーの社員らが医師に次々と自社製品を売り込む。昨夏、ひとりの
田村憲久厚生労働相は4日、神戸市で開かれた全国有床診療所連絡協議会の総会で講演し、「(受診する医療機関を制限しない)フリーアクセスではあるが、何でもオーケーという話ではない。こういう形の方向性をつくっていかなければならない」と述べ、紹介状のない軽症患者が大病院などを受診した場合、現在の選定療養費制度とは異なる形で、一定の負担を求める必要性を示した。 紹介状のない軽症患者に対する負担の必要性を示した田村厚労相(4日、神戸市) 講演で田村厚労相は、「決してヨーロッパ風の(家庭医が初期治療・診察を行う)GP制度を言っているわけではない」と断った上で、「高度な医療を提供していただく病院。こういうところに初診外来をどんどん行かれて、本来そこで高度な医療、もしくは緊急な医療を受けるというようなことが阻害されてはいけない」と述べ、緊急度が低い場合などは、かかりつけ医を優先的に受診することが望ましいとの考
一人暮らしは自由気ままな生活ができる反面、病気になったときは大変です。そんな不安を少しでも解消するためには、「かかりつけ医」を見つけておくのもひとつの手。それでも、どこの病院、どの医師を選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。 今回は「危ないお医者さん」などの著書がある医師の富家孝(ふけたかし)さんに、その著書も参考にしながら「いい医者・悪い医者を見分ける方法」についてお話をうかがいました。同じ医師の視線から見た、いい病院の見分け方は、きっと役に立つはず。 ●1.その病院はすいていないか 高齢化社会が急速に進む現代だけに、病院には高齢者を中心に多くの患者がやってきます。とくに大病院は診察を待つ人で待合いがごった返していることも少なくありません。その結果、「3時間待ちの3分診察」が常態化してしまっています。 誰でも長時間待つのは嫌でしょう。そのため、どうしてもすいている病院に行きたがる
2013年03月05日23:16 カテゴリ 救急搬送36回:NHKさん。受け入れ拒否ではなく受け入れ不能です 埼玉県久喜市の救急搬送において36回連絡するも病院への受け入れができず死亡したニュースが流れています。救急搬送36回断られ呼吸困難の男性が死亡 埼玉・久喜 埼玉県久喜市で1月6日持病を持つ患者さんが、状態が悪化し救急車を呼ぶも、いつもかかっている病院(あの「勤務医よ、闘え!」の本田宏先生の済生会栗橋病院だそうです)も受け入れできず、そしてさらにまわりの24の病院も受け入れできず、最後に茨城の病院で受け入れてもらった時にはお亡くなりになっていたとの報道です。 久喜救急が今後の対応について「救急患者の受け入れに努めるように周辺病院に要請した」とコメントしていました。 でもそんな要請だけで解決できる物だったらとっくにできているでしょう。久喜市は対応しているという単なる責任逃れです。市で他
今の医師の増やし方では20年後も医師不足――。こんなシミュレーション結果を東京大学医科学研究所のグループが1日、米科学誌プロスワンに発表した。医学部増員により医師数は増えるが、高齢化で死者数も増えるため、負担は変わらない可能性が示唆された。 国の人口推計や医師数調査のデータをもとに2035年の状況を解析した。医師数は39万7千人で、10年より1.46倍に増えるが、死者数も1.42倍に増加。3人に1人の医師が60歳以上になるため、年齢や性別を考慮した医師の勤務時間あたりの死者数は現在と変わらなかった。 同研究所の湯地晃一郎助教は「死者の大半は病院で死亡している。現状では勤務状況が改善されない」と指摘する。12年度の医学部の定員は約9千人で、07年度より約1400人超増えている。 関連リンク被災地の医療施設、医師・看護師ら減少顕著 厚労省調査(11/21)〈MY TOWN富山〉地域の医師不
「悪の村」「村民全員が意地悪い」。診療所の医師が辞職するたびにネットでそんな風評を立てられて苦しんでいる村がある。秋田県中央部に位置する上小阿仁(かみこあに)村だ。なにが原因なのか、どのような被害が起きているのか。村長のインタビューを中心に、村の現状をリポートする。(取材・文=フリーライター・神田憲行) * * * 上小阿仁村は人口約2700人、65歳以上の高齢者が人口に占める割合の高齢化率45%(秋田県の自治体で最高水準)。村民の年間平均所得は143万3000円、県下で下から2番目に低い。村の総面積の90%以上は山林原野だ。 ことの発端は、この村で公募した村の診療所勤めの医師が、08年からの4年間で4人とも短期間で辞めていったことである。とくに2011年5月30日に2番目に辞めた女性医師に対して一部村民から言いがかりのようなクレームがあったことを、前村長が村の広報誌で紹介した。 《まった
1968年、千葉県生まれ、茨城県在住。フリーランスライターとして、新聞や週刊誌、医療専門誌などに、医療費や年金、家計費の節約など、身の回りのお金をテーマにした記事を寄稿。本コラムのほか、医薬経済社「医薬経済ONLINE」に連載中。著書に「読むだけで200万円節約できる!医療費と医療保険&介護保険のトクする裏ワザ30」(ダイヤモンド社)など。ライター業のかたわら、庭で野菜作りも行う「半農半ライター」として、農的な暮らしを実践中。 知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴 国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。 バックナンバー一覧 食道がんと診断されたAさんは、がん治療を専門に行う大病院で食道を
~本来の趣旨を見失った「保険制度」に問題はないのか ※このコラムはグローバルメディア日本ビジネスプレス(JBpress)に掲載されたものを転載したものです。 http://jbpress.ismedia.jp/ 武蔵浦和メディカルセンター ただともひろ胃腸科肛門科 多田 智裕 2012年10月22日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 9月21日 厚生労働省関東信越厚生局は、東京医科大学茨城医療センターの保険医療機関指定取り消しを発表しました。 取り消し理由は、2008年4月から約1年の間に施設基準の虚偽申請による約8200万円の不正請求が行われた、というものです。 これにより、外来患者1000人/日を診察し、3300件/年もの救急搬送を受け入れてきた同病院は、12月1日より保険診療ができなくなります。500床以上の地域医療の中核である
はっきり言って面白い秀逸な論でした。幾つかの連続ツイートなので一つだけ紹介しますが、 総合医とか家庭医というのは、歩兵と言うよりも戦車兵であって、戦車はたしかに万能だけれど、後方の支援や随伴歩兵がいなかったら簡単に潰される。「お前戦車だろ。強いんだろ。じゃあ単騎突撃な」って支援なしで僻地に送られたって、総合医にとってはごく簡単な症例で大怪我する 興味がある方は前後のツイートをお探し下さい。簡単に内容を紹介しておくと、総合医をいかに強化して戦車のように仕立てたところで、戦車一台で突撃すれば群がる敵兵に各個撃破されるだけであるです。戦略として考えるなら、後方支援体制の確保こそが重要であり、単体の戦車を強力にすることで地方の医療戦線を支えようとしても無理があるです。一連のツイートを読みながら二番煎じを考えてみました。 ■エヴァ編 ふと思いついたのはエヴァンゲリオンです。別にエヴァじゃなくても良い
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