Ridge-iは、2016年7月に設立された深層学習のコンサルティングや開発を担う企業だ。2017年に放送されたNHKスペシャル「戦後ゼロ年 東京ブラックホール 1945-1946」内の白黒映像を、AI(人工知能)でカラー化したことで注目を集めた。同社が手がけるAIソリューションやその活用によって広がる可能性について、代表取締役社長の柳原尚史氏に聞いた。 「最初の1枚」を人が彩色するだけで自動彩色 柳原氏は、小学生時代に親からゲームを禁止されていたことから、何とかしてゲームで遊べないかと考え、当時自宅にあったPC-9801を使ってゲームを自作。それをきっかけにエンジニアの道を進んだ。その後、大学を卒業し大手通信業社や大手金融機関に務める中で、「リスク分析やアルゴリズム取引きの開発に携わっている時に深層学習の可能性に気づき、Ridge-iを設立した」(柳原氏)と振り返る。 Ridge-iの強
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