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ブックマーク / blog.kuniwak.com (3)

  • テスト技法「同値分割」を信頼していいのかわからなくなった - 若くない何かの悩み

    これまで同値分割を信頼できる手法だと信じてきました。最近になってどうして同値分割が信頼できる方法なのかその理由を私が説明できないことに気づきました。この原因は2つあります: 同値分割の分割の基準が不明確であること 後述するいくつかの仮定を満たさない場合、ある同値パーティションの代表値の出力が正しければその同値パーティションの他の値の出力も正しいといえる根拠に乏しいこと この2つから、不明確な基準の同値分割はその信頼性の説明ができないこと、同値テストは後述するいくつかの仮定が満たされたときのみ有効な手段でありいずれかの仮定が満たされない場合はさして信頼できないことが導かれます。 この記事ではこの結論に至るまでの過程について詳しく説明していきます。なお誤りのご指摘は大歓迎です。ぜひ皆さんで議論しましょう。 同値分割とは 後述する複数の文献の同値分割の説明に共通しているのは以下の2点です: 入力

    テスト技法「同値分割」を信頼していいのかわからなくなった - 若くない何かの悩み
  • テストマン、新築住宅の平面図からおこした3Dモデルを実写と比較する - 若くない何かの悩み

    こんにちは。この記事は下記記事の振り返りです。 blog.kuniwak.com 引き渡しの際に撮影した写真と、平面図から起こした3Dモデルをレンダリングして得たシミュレーション画像を比較することで3Dモデルの精度を確認しました。3Dモデルには当時私が平面図をどう認識していたかがよくあらわれていました。この認識と実際がどう異なっていたかを観察することで、平面図の誤解しやすい場所がわかりました。 なお良かったこと悪かったこと編は別に書く予定です。 TL;DR 図面から起こした 3D モデルは細かな差異はあるもののおおむね正確です。日照や照明のシミュレーションでは十分使える精度をもっていると確認できました。この細かな差異は次のとおりです: 平面図には書かれていない部分(手すり・照明スイッチ・足元照明・コンセントの寸法と位置、床の高さなど)は推測でモデリングしているがその寸法・位置が実際とは異な

    テストマン、新築住宅の平面図からおこした3Dモデルを実写と比較する - 若くない何かの悩み
    pogin
    pogin 2023/01/30
  • 自動テストに限界を感じた私がなぜ形式手法に魅了されたのか - 若くない何かの悩み

    長らく自動テストとテスト容易設計を生業としてきましたが、最近は色々な限界を感じて形式手法に取り組んでいます。 この記事では、既存の自動テストのどこに限界を感じてなぜ形式手法が必要なのかの私見を説明します。なお、私もまだ完全理解には程遠いため間違いがあるかもしれません。ご指摘やご意見はぜひ Kuniwak までいただけると嬉しいです。 著者について プログラマです。開発プロセスをよくするための自発的な自動テストを支援する仕事をしています(経歴)。ここ一年は R&D 的な位置付けで形式手法もやっています。 自動テストの限界 自動テストとは 私がここ数年悩んでいたことは、iOS や Web アプリなどのモデル層のバグを従来の自動テストで見つけられないことでした。ただ、いきなりこの話で始めると理解しづらいと思うので簡単な例から出発します。 この記事でいう自動テストとは以下のようにテスト対象を実際に

    自動テストに限界を感じた私がなぜ形式手法に魅了されたのか - 若くない何かの悩み
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