《この記事は約 7 分で読めます(1分で600字計算)》 HON.jpが9月7日に開催したオープンカンファレンス「HON-CF2024」のセッション2「思い立ったらすぐ出せる“軽出版”という生態系」の様子を、出版ジャーナリストの成相裕幸氏にレポートいただきました。 仲俣暁生氏の「軽出版者宣言」 2023年10月、文芸評論家・仲俣暁生氏は主宰する「マガジン航」に「軽出版者宣言」を掲載、その冒頭に「軽出版とは何か。それは、zineより少しだけ本気で、でも一人出版社ほどには本格的ではない、即興的でカジュアルな本の出し方のことだ。」と記した。それから1年の間に、仲俣氏は『橋本治「再読」ノート』、『ポスト・ムラカミの日本文学 改訂新版』を軽出版で世に送り出した。『橋本治「再読」ノート』は既に1000冊以上の販売実績があり、既存の出版制作・流通・販売とは異なる方法で個人出版の可能性を大きく広げている。
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