チョコ黒は大学院生🔰 @bottiboch 下の子が小学生のとき、音楽の先生が代わって、リコーダーが苦手な子、楽譜が読めない子、音楽を楽しめない子でも楽しめるように?かなんか知らんけど、音楽で配られた楽譜。 pic.twitter.com/jujtOAcZB6 2024-05-12 22:39:39
道徳教育を教える先生たちの研修会に招かれた。話をする前に「梗概」を送って欲しいと言われたので、こんなことを書いた。 私見を述べるなら、「道徳」というのは「人として」ものごとにどう適切に対処するかという「行動知」のことであって、教科書的な知識として理解するものではないように思う。むろん「行動知」も、多くの場合は言葉を経由して入って来る。だが、その言葉は子どもたちの頭に入るのではなく、身体に浸み込む。 どうして、ある行為は適切で、ある行為は不適切なのか、その基準を子どもは知らない。知らないから「子ども」なのである。言葉で説明してもわからない。頭ではわからないことをわからせるためには身体に浸み込ませるしかない。 子どもにも子どもなりのこだわりがあり、良否の判断基準があり、好悪がある。それをいったん「棚上げ」にしてくれないと、他人の言葉は身体に入ってこない。子どもに「自分を開いて」もらうためには、
逆境は人を成長させる? 「中学受験は子どもの成長に寄与するのか」という大仰なタイトルにいきなり答える形でいうならば、「それは場合による」。さらに言うならば、たいていの場合は寄与する。ただしそれは、人間というものがそういうものだからだ。人間は、どんなバカバカしい状況にあっても、それを成長の糧とすることができる。逆境にあればあるほど成長するとさえいえる。たとえば、戦争は大きく人間性を蝕むものだが、ときにそのなかで人間を大きく成長させる場合もある。だから、いきなりで申し訳ないが、このタイトルの問いは立て方をまちがっている。いや、そりゃ、何らかの寄与はあるでしょうと。 ただ、それでもあえて、ときにこういう自問をしてしまうのは、多くの中学受験生の親に見られる言説を聞くシーズンに入ってきたからだ。家庭教師にとって、この季節はそれまで抱えていた受験生(私の場合は中学受験生と大学受験生が今年は合計8人いた
FB で面白い投稿があった。オーストリア人のピアノ教師と結婚した人の話。その人は子どもの頃、6年間もピアノを習っていたが、つまらなさ過ぎてやめた経緯があった。ところがあることがきっかけでピアノの面白さに気が付き、夫に教えてもらうことに。そのときの話が衝撃的。 日本だとピアノ習い始めの子に必ずと言ってよいほど課されるバイエルは、その夫によると、学生時代、音楽教育法の講義で「昔の悪い例」として習ったのだという。 悪い教え方の見本! オーストリアではとっくの昔に、その子にあった教本を探して教えるのが一般的なのだという。 日本では正しい指使い(運指)を習得するのに最適だとして、バイエルを教えるのが普通だと言われる。そしてそのために、ワクワクしてピアノ教室に通い出した子どもたちが、次々とピアノ嫌いになっていく。その曲があまりにもつまらなさ過ぎて。 私は剣道をやっていた。ピアノでバイエルが基礎として重
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、学校や団体などで講義をさせていただくことがあります。 今回の訪問先は、兵庫県・灘中学校の3年生の授業。社会科の片田先生が「同じ社会に生きるものとして、社会に出た時の“共感”の基盤をつくり、民主的な市民、行動する市民を育てていきたい」とビッグイシューに声がけいただき実現。 「怖い」「くさい」「汚い」・・・忌憚のない「ホームレスの人」へのイメージ 出張授業の前にホームルームなどの時間を利用して取っていたアンケートによると、灘中の生徒の皆さんが持っていた「ホームレスの人」のイメージは大半がネガティブなものでした。 灰色の吹き出しはネガティブ、黄色系がポジティブな色分けにしたところ、圧倒的にネガティブなイメージ まずは、「ホームレス」として「怖い」「自堕落」といったイメージでひとくくりにしがちな思い込みに対して、これまでに数百人のホームレ
大学のオンライン授業は通常授業よりしんどいことがわかりました。主な原因は、初のオンライン授業で気合を入れすぎた先生たちです。いや、教育熱心なのは本当ありがたいんですけど。。わたしたち、先生の授業だけ取ってるわけじゃないからそんなに頑張らないでいいんですよ!!??!と言いたい。 今日はちょっぴり内輪話&わたし自身の話にはなるんですが、誰でも読めるように書くぞ。一言でいうと、国際基督教大学(ICU)のある学生が学費の一部を返してほしい!という署名運動始めた→大学側の回答が誠実すぎる……とそこから考えずにはいられなかったこと、というお話です。ちなみに、話に関係あるICUのコロナ対応はこんな感じ。 ・「教育を止めてはならない」という方針のもと、通常通りの日程で学期を開始 ・春学期の授業はすべてオンラインで開講(4/2決定) ・夏季卒業式の中止もすでに決定 ・通信機器・環境の整わない学生への物理的な
世界各国は喫煙率を下げるための政策を進めていく仕組みを作りつつあります。たばこ対策は世界共通の課題。日本のたばこ対策について考えます。
音楽批評家として、ジャズを中心に日々多数のアーティストをインタビューしてきた柳樂光隆(Jazz The New Chapter)。新しい音楽の学校ボートメンバーとともに10月に敢行したロンドン視察ツアーで柳樂が注目したのは、多くの人が発した「DIY(Do It Yourself)」という聞きなれた言葉に対する違和感だった。カルチャーが育つために必要なエコシステムの原点に迫る。今回のロンドンツアーでずっと考えていたのは、DIYという言葉の意味だ。 これまでにDIYという言葉はパンクやヒップホップやダンスミュージックを取り巻く場所で度々見かけてきた。若者たちが自分自身で、自分の身の回りにあるもの、何とか手に入る最小限のツールを使い、仲間たちと共に様々な創意工夫をしながら、自分たちの表現を生み出していくようなことに対してDIYという言葉を使っていたと思う。 今回のロンドンツアーでは音楽を取り巻く
都立高校に進学塾TOMASの個別指導塾を導入するというニュースを見かけた。公立校のなかに民間企業の進学塾が入る。個別指導とはいえ、指針がそこに集約されれば、結局、公立校で学ぶことが塾で学ぶことと同じになると言っていいかもしれない。 理由は、都立高では進学指導が十分に行えないから進学塾に外注するということだ。だったら、そもそも公立校って要らないんじゃないかとちょっと飛躍したことを思い、少し考え、そうかもしれないとも思った。 正確に言えば、すべての都立高に進学塾の個別指導が導入されるわけではない。最初は実験的に2校だけ。だが、この動向はたぶんもう止まらないだろう。というのは、すでに私立高校ではこの動向が大きくなっているからだ。その意味で、現下の高校教育を知っている人にしてみると、このニュースは、まあ、つまり、そうなるよねとしか思えない。すでに実質導入しているに近い公立校もある。 私はこの分野に
1年くらい前の話。デザイン専門学校が終わって帰る道すがら、授業で組んでいる若い講師の人に「しかし大野さん、丸くなりましたよね」と言われたことがあった。 「この間Mさんも、大野さん昔に比べてほんと丸くなったよねって言ってましたよ。私、一緒に授業で組んで3年だと思うんですけど、最初の頃に比べてもそういう気がします」。 確かに体型は前に比べるとちょっと丸くなりましたが‥‥って体型の話ではありません。「学生に対する指導態度」のことを言われているのだ。 ベテランのデッサンモデルのMさんは美大予備校で働いていた時から知っているので、たぶん私の実技指導を一番長く見ている人だ。わりと言いたいことをポンポン言い、ダメなのはスパスパ切り捨てていた昔のイメージに比べると、オダヤカになったということなのだろう。それを「歳を取って角が取れた」と言うのは直接的過ぎるので、「丸くなった」と言ったのだろう。 美大予備校講
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで講義をさせていただくことがあります。 人権学習の一環として「ホームレス問題」を考える授業 高校のカリキュラムはかなりタイトで、十分な「人権学習」ができる「時間枠」が物理的に取れないそう。 そのため、こちらの高校ではいくつかのテーマのなかから自分で興味のあるものを選び、「当事者の思い・生き様」を学んで「自分がこれからどんな生き方をするのか」「何を大切にするのか」という事などを考える一助とするそうです。 校長からは、「今の時代の高校生は、ネットで自分の興味・関心を検索します。その際、『確証バイアス*』がかかり、自分の意見が正しいということを確認するための検索になりがちです。だから、その思い込みを壊すような、”当事者・当事者支援者ならでは”の声をぶつけてくださいね!」と激励をいただきました。 *確証バイアス=仮説などを検
子どもやひとり親の貧困に取り組むNPO法人フローレンスの駒崎です。 年初、「2017年にはぶっ壊したい、こどもの貧困を生みだす日本の5つの仕組みとは」と題した記事を書いたらヤフトピに取り上げて頂き、多くの方に読んで頂きました。 また、貧困支援のプロ、大西連 さんも「2017年は生活保護家庭の子どもが大学進学できる社会にしよう!」というテーマで記事を書かれ、この問題を世に広めてくださいました。 この間、「生活保護家庭の子どもは、大学に行ってはダメ、というのは知らなかった」という意見が、僕に多数寄せられました。 生活保護家庭の子どもは、大学に行ってはダメで、大学に行くには「世帯分離」と言って、もとの生活保護家庭とは別の世帯となることで初めてそれが可能になります。しかしその場合、世帯構成員が一人減るので、保護費は6万円くらい減る。 この減った分をバイトして必死に稼ぎ、さらに授業料等も稼いでいくの
高校生までは、留年(原級留置)は、全日制の普通科の高校であれば、たいていの学校においては1パーセントにも満たない少数の生徒のことであろうかと思います。 けれども、大学ではそうではありません。文部科学省の学校基本調査によれば、4年制学部を4年で卒業するのは、入学者のおおよそ8割弱です。超過して在籍せずに4年で退学したり、それ以前の学年ですでに退学している学生もいますので、残りの約2割のすべてが5年目に突入するわけではないのですが、それでも高校の場合と比べれば桁違いに多くの学生が既定の年限を超えて在籍します。留年も含めてとにかく卒業までこぎ着ける人は、入学者のおおよそ9割です。 京都大学においても事情はほぼ同じです。ただし学部により留年の発生率はかなり違っており、入学定員の3割台に上る学部もあれば、1割台に留まる学部もあります。けれども、大学全体ではおおよそ2割の学生が留年しています。 これだ
社内向けの教育資料を、ど素人でもわかるようにと思いながら作っていて、じゃあ「わかりやすい」って何だろうって考えてた。今まで読んできたいろんなわかりやすかった本とそうでない本を思い浮かべながら、一般的にここを注意すればわかりやすさを確保できるだろうっていうポイントを一旦まとめておこうと思った。そうしてまとめてみると、本に限らず人に何かを伝えること一般に適用される話だなと思った。 読む側の負担を減らす わからない=理解をはばむ障害物がある。この障害物を取り除く/回避する作業が「わかる」ために必要になる。その作業を、作者ではなく読者が負担するとき「わかりにくい」本になる。 日本社会だと情報の受け手の側がこの「わかる」ための作業を負うことでコミュニケーションを成立させる傾向にある。空気を読むというようなことだ。そのため発信者側が事前に手を尽くしてわかりやすく発信するというのが苦手で、相手が汲み取っ
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2016年4月13日に六本木Super Deluxeで開催されたIT/Webエンジニア向けイベント「TechLION vol.25」(http://techlion.jp/vol25)に出演した際の講演スライドです。 持ち時間20分ということで、以前にシェアしたスライド「効果が出る仕事の教え方」を本題の演目と捉えて、そこに入る前のマクラとしてお話をまとめました。 ※直接対面でお話しする前提で作ったスライドなので、スライドだけ見てもいまいち伝わりづらい部分、誤解釈させてしまうリスクもあって、内心こわごわの共有ですが、いくらかでも、つまんでお役立ていただけるところがあれば嬉しいです。 出演後の後書きをブログにまとめましたので、よろしければあわせてご覧ください。 TechLION出演の後書き┃心のうち http://hysmrk.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/te
ここ数年、私はWeb開発と機械学習の自習に多くの時間を割いてきました。 学習のテーマは、Javascript、Node、ReactからPython、scikit-learn、ニューラルネットワークに至るまで多岐にわたりましたが、全てに対して私は一貫したアプローチで取り組みました。 そのアプローチとは、単純な(陳腐と言ってもいい)3ステップで進める、という手法です。しかし、 Web開発のシロウトだった私が5カ月で、プロだと自覚できるほどになった のはひとえに、このアプローチで臨んだ自習の成果だと思っています。 そこで私は、この自習法がほかの誰かのお役に立てるかもしれないと思い、少し記事を書いてみることにしました。 この記事は、何も分からないままやみくもに挑戦を始めた、2012年当時の自分自身に教えるつもりで書いています。 ステップ1:習うより慣れろ 新しいテクノロジを学ぶためにまず実行する最
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