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  • オランウータン10頭、コロナ警戒し空路で自然に返す インドネシア

    インドネシア・カリマンタン島に、オランウータンが入ったおりを降ろしたヘリコプター。ボルネオ・オランウータン・サバイバル・ファウンデーション(BOSF)提供(2021年2月16日撮影、同23日公開)。(c)AFP PHOTO / BORNEO ORANGUTAN SURVIVAL FOUNDATION 【2月23日 AFP】インドネシア・カリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)でこのほど、絶滅の深刻な危機にさらされているオランウータン10頭が、保護施設から空路で自然に返された。新型コロナウイルスへの感染リスクから、オランウータンを自然へ返す活動はしばらく行われておらず、1年ぶりとなった。 オランウータンのDNAは97%がヒトと同一で、保護団体は感染の兆候に非常に警戒してきた。 陸路と海路を使えば何日もかかり、同ウイルスにさらされる恐れ

    オランウータン10頭、コロナ警戒し空路で自然に返す インドネシア
  • マレーシア、ミャンマー人千人超を送還 裁判所の中止命令にも応じず

    マレーシアからミャンマー人を送還する船(中央と右、2021年2月23日撮影)。(c)Mohd RASFAN / AFP 【2月24日 AFP】マレーシアは23日、ミャンマー人1000人超を送還した。ミャンマーでは今月初めに国軍がクーデターを起こしており、今回の送還をめぐっては、裁判所が中止を命じ、批判が集中していた。 トラックやバスで軍事基地に到着したミャンマー人らは、同国海軍の船3隻でマレーシアを後にした。人権団体は、この中には弱い立場にある亡命希望者らもいるとしている。 この計画については、米国や国連(UN)、複数の人権団体が批判。さらにマレーシア・クアラルンプールの裁判所も数時間前に、人権団体からの異議申し立てを審理する間の措置として、送還の一時中止を命じていた。 しかし船は移民1086人を乗せて出発。当局は、裁判所命令に応じなかった理由を説明しなかった。 マレーシア移民当局はこれに

    マレーシア、ミャンマー人千人超を送還 裁判所の中止命令にも応じず
  • 字幕:児童婚、DV、酸攻撃…中東イエメンの女性虐待の実態

    【2月20日 AFP】12歳で結婚し、16歳で離婚。その後、酸を浴びせられ容姿が変貌した。アノウド・フセイン・シェリャン(Al-Anoud Hussain Sheryan)さんの半生は、戦乱と貧困に苦しむイエメン社会における女性虐待の驚くべき実態を示している。 19歳となった今、彼女は暴力的な元夫から受けた虐待の日々について語り始めた。ドメスティックバイオレンス(DV)がほとんど表沙汰にならないイエメンでの異例の証言だ。 「彼は私の髪をつかんで放さず、笑いながら酸を浴びせました」。アノウドさんは昨年10月に受けた暴行についてAFPに語った。ベールをかぶった顔にはひどい傷を負った。体にも深い傷痕がある。 鎖でつながれ、何度も殴られる結婚生活だった。「地獄の経験でした」 アノウドさんの父親が亡くなり、再婚した母親は、娘の結婚相手を急いで見つけた。「母は私を守ろうとしたんです」。だが、アノウドさ

    字幕:児童婚、DV、酸攻撃…中東イエメンの女性虐待の実態
  • デモ隊に実弾、2人死亡 ミャンマー第2の都市

    ミャンマー・マンダレーで行われた軍事クーデターに対する抗議デモで、治安当局によるスリングショット(投石器)の使用で目を負傷した男性(2021年2月20日撮影)。(c)AFP 【2月20日 AFP】(更新)ミャンマー第2の都市マンダレー(Mandalay)の造船所で20日、軍事クーデターに抗議するデモ隊に対し、治安当局が実弾を発砲し、少なくとも2人が死亡した。緊急隊員や医師らが明らかにした。 現場は、マンダレーのエーヤワディー川(Ayeyarwaddy River、旧称イラワジ川、Irrawaddy River)沿いにあるヤダナボン造船所(Yadanarbon shipyard)。当局は兵士らを動員し、平穏に行われていたデモに対し催涙ガスや放水砲、ゴム弾を使用したほか、散発的に実弾を発砲した。 衝突のきっかけとなったのは、デモに参加していた労働者の拘束を阻止しようとしたデモ隊に対し、治安当局

    デモ隊に実弾、2人死亡 ミャンマー第2の都市
  • 「元彼よりひどい」 新種の抗議で軍に挑むミャンマーのオンライン世代

    ミャンマー・マンダレーで、国軍によるクーデターに抗議するデモ隊(2021年2月7日撮影)。(c)STR / AFP 【2月12日 AFP】ミャンマー軍のクーデターに抗議する若者が街頭デモに繰り出し、プラカードを掲げている。そこにはこう書かれている──ミャンマーの軍事政権は元彼よりひどくて、フィッシュカレーよりまずくて、何百万人もに拒否されて、生理より苦痛。 ミャンマーで1日に起きた軍事クーデターに対する抗議で、全国の街頭を埋め尽くす若い世代。彼らは軍部をだしにしたジョークを飛ばし、プラカードには表情豊かで機知に富む、しばしばどぎつい言葉を書いて、ソーシャルメディアの人気を集めている。 あるプラカードには、事態があまりにひどいため「引きこもりさえ参加している」と書かれている。「私の元彼はひどかったが、ミャンマー軍はもっとひどい」というのもある。 とりわけ軽蔑の言葉を浴びせられているのは、国軍

    「元彼よりひどい」 新種の抗議で軍に挑むミャンマーのオンライン世代
  • ネット遮断のミャンマー、連日の大規模デモ

    ミャンマー最大都市ヤンゴンで、国軍によるクーデターに抗議する人々(2021年2月7日撮影)。(c)Ye Aung THU / AFP 【2月7日 AFP】ミャンマー各地で7日、軍事クーデターに抗議する大規模なデモが行われ、最大都市ヤンゴンでは数万人が通りを埋め尽くした。ミャンマーではインターネットの遮断が続いているが、2日続けての大規模デモとなった。 ヤンゴンで行われたデモでは、「ミャンマーに正義を」「軍事独裁はいらない」と書かれたプラカードを掲げる参加者のほか、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる国民民主連盟(NLD)のシンボルカラーである赤色の旗を掲げる人もいた。 参加者の20歳の大学生は「国軍によるクーデターはとても不快だ、取り締まりは恐れていない」と語り、「スー母さんが解放されるまで、毎日参加する」と話した。 経済学を専攻する18歳の学生は「私たちは

    ネット遮断のミャンマー、連日の大規模デモ
  • 森会長、性差別発言か「女性が多い会議は時間かかる」 報道

    東京五輪・パラリンピック組織委員会部で話す森喜朗会長(2021年1月28日撮影、資料写真)。(c)Takashi Aoyama / POOL / AFP 【2月4日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)の森喜朗(Yoshiro Mori)会長(83)が3日、女性は簡潔に話すことができないため会合が長引くと発言したと報じられた。性差別に当たるとの批判を招く恐れがある。 元首相で、不適切発言が過去にも取り沙汰されている森氏。朝日新聞(Asahi Shimbun)によると、報道陣にも公開された日オリンピック委員会(JOC)の会合で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」と発言。 さらに「女性(理事)の数を増やしていく場合は、発言の

    森会長、性差別発言か「女性が多い会議は時間かかる」 報道
  • ミャンマー政変は「内閣大改造」 クーデターと言わない中国メディア

    【2月2日 AFP】中国の国営メディアは、ミャンマーでの軍による政権奪取とアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問の拘束について、「大規模な内閣改造」と報じた。今回の政変をクーデターとは呼ばず、えん曲表現にとどめた形だ。 世界の民主主義国家の首脳らがミャンマー軍を非難する中、中国政府はミャンマーの全当事者に「互いの相違を乗り越える」よう呼び掛けた。 国営新華社(Xinhua)通信は1日、軍がクーデターを起こし、先に選出されていた閣僚らを解任して軍出身者らを任命したことについて、「大規模な内閣改造」だと報道。 また共産党機関紙・人民日報(People's Daily)系の環球時報(Global Times)は専門家らの話として、軍の権力掌握は「ミャンマーの機能不全に陥っている権力構造を調整」する動きともみられると伝えた。ただ専門家らの氏名は出していない。 さらに同

    ミャンマー政変は「内閣大改造」 クーデターと言わない中国メディア
  • スー・チー氏拘束に歓喜、ロヒンギャ難民キャンプ

    バングラデシュのチッタゴンで、ベンガル湾上の島に移送されるためにバングラデシュ海軍の船に乗船するロヒンギャ難民(2021年1月29日撮影)。(c)AFP 【2月2日 AFP】3年前の激しい軍事弾圧で隣国バングラデシュへ逃れたミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)は1日、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問が国軍に拘束されたことを喜んだ。 国連(UN)がジェノサイド(大量虐殺)の可能性を指摘している2017年8月の軍事弾圧の後、約74万人のロヒンギャがミャンマーのラカイン(Rakhine)州からバングラデシュへ向かった。 当時、ミャンマーの事実上の政権トップだったスー・チー氏は、2019年に行われたロヒンギャに対する性的暴行や殺人などの残虐行為に関する国際刑事裁判所(ICC)の公聴会で、国軍を擁護した。 スー・チー氏拘束の知らせは、現在約

    スー・チー氏拘束に歓喜、ロヒンギャ難民キャンプ
  • トイレブラシに青パンツ…ロシア抗議デモの象徴とその意味

    ロシア・モスクワで行われた野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモで、参加者を拘束する警官ら(2021年1月23日撮影)。(c)NATALIA KOLESNIKOVA / AFP 【1月31日 AFP】トイレブラシに青色の下着、雪玉攻撃に雪だるま──。ロシアで行われている野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)の釈放を求める抗議デモでは、参加者らが創造力を発揮している。 最近の反政権デモから生まれたユニークな象徴やミーム(笑いを誘うネット画像や動画)と、その意味をまとめた。 ■青い下着 昨年12月以降、デモ参加者らは青いボクサーパンツを道路標識にかけたり、青いパンツ一丁の姿で撮影した写真を投稿したり、抗議集会で青パンツを掲げたりしてきた。 ナワリヌイ氏によると、昨年8月に神経剤ノビチョクを使った毒殺未遂の被害に遭った際、連邦保安局(FS

    トイレブラシに青パンツ…ロシア抗議デモの象徴とその意味
  • インドの農民デモ、立ち上がる女性たち

    インド・ハリヤナ州の高速道路で、トラクターでデモに参加者する女性ら(2021年1月7日撮影)。(c)Prakash SINGH / AFP 【1月29日 AFP】男性優位社会として知られるインドの農村部で今、何千人もの女性たちが抗議活動の中心となっている。首都ニューデリーに続く道路を封鎖する農民のデモは、政権に対する大きな挑戦だ。 あらゆる職業、年齢の女性が、政府に対し農業市場改革の撤廃を求めている。厳しい冬の寒さに耐え声を上げる彼女らは、畜牛の世話係、畑作労働者、都会の専門職従事者、そして車いすの高齢者などさまざまだ。 「自分の子どもや孫のために闘っている」と語るパーミンダ・カウル(Parminder Kaur)さん(40)。夜には、数万人のデモ参加者がべる薄焼きパンのチャパティやカレーの用意も手伝う。 女性たちは伝統的に黙々とインドの農業を支えてきたが、その働きに見合う影響力を持たな

    インドの農民デモ、立ち上がる女性たち
  • 気候変動で子どもの栄養失調悪化 研究チーム警告

    世界糧計画のプログラムにより支給された昼を取るマダガスカルの児童ら(2018年12月14日撮影)。(c)RIJASOLO / AFP 【1月28日 AFP】気候変動が子どもの栄養失調や乏しい事を悪化させる可能性があるとの研究結果が今月、発表された。従来の原因である貧困や不衛生な環境よりも影響が大きいとみられている。 過去数十年にわたり、幼児期の栄養不良(栄養素過剰も含む)は世界的に減少している。一方、栄養不足は2015年から増加しているが、これは温暖化や異常気象が原因の場合もある。 国連(UN)によると、2019年に慢性的な栄養失調による発育阻害が認められた5歳未満児は1億4400万人で、さらに栄養素の低摂取が原因で衰弱した同年代の子どもは4700万人に上った。 必須栄養素が減少している地域が増えているため、地球人口100億人に適切な事を与える人類の糧供給力は、今世紀半ばまでに逼

    気候変動で子どもの栄養失調悪化 研究チーム警告
  • コロナからの経済回復、貧困層は10年以上 オックスファム

    ホンジュラスの首都テグシガルパで、新型コロナウイルスに感染して亡くなった祖母の墓の前で嘆き悲しむ女性(2020年11月2日撮影)。(c)Orlando SIERRA / AFP 【1月25日 AFP】国際NGOオックスファム・インターナショナル(Oxfam International)は25日、新型コロナウイルスによる危機で不平等が拡大しており、世界の最貧困層が回復するには10年以上かかるとの見方を発表した。 「不平等なウイルス」と題した報告書でオックスファムは、新型コロナウイルスの影響によって、ほぼすべての国で一斉に不平等が拡大するという、統計を開始して以来、初の現象が起きていると警鐘を鳴らした。 同報告書は、「世界で最も裕福な1000人は、新型コロナウイルスによる損失をわずか9か月以内に取り戻したが、世界の最貧困層が損失から回復するには10年以上かかる可能性がある」と指摘し、新型コロナ

    コロナからの経済回復、貧困層は10年以上 オックスファム
  • PKO終了したスーダン・ダルフールで戦闘、2日で83人死亡

    スーダン・西ダルフール州の州都エルジュネイナに配備された治安部隊の車両(2016年4月2日撮影、資料写真)。(c)ASHRAF SHAZLY / AFP 【1月18日 AFP】情勢が不安定なスーダン西部ダルフール(Darfur)で戦闘が続いており、16日からの2日間で83人が死亡、160人が負傷した。地元医療従事者の団体CCSDが17日、明らかにした。同地域では、長年続いた平和維持活動(PKO)が2週間前に終了したばかり。 今回の戦闘は、スーダン暫定政府と反政府勢力が和平合意に調印した昨年10月以降に報告された中で最も激しい。この和平合意によって、広大な西部地域が武器のあふれる場所と化した長年の内戦に終止符が打たれると期待されていた。 戦闘では、西ダルフール(West Darfur)州の州都エルジュネイナ(El Geneina)のアラブ系住民と非アラブ系の部族間で対立が起きているとみられる

    PKO終了したスーダン・ダルフールで戦闘、2日で83人死亡
  • イエメン大飢饉の恐れ 国連、フーシ派のテロ組織指定撤回を米に要請

    イエメン・タイズの医療施設で治療を受ける栄養失調児(2020年10月28日撮影、資料写真)。(c)AHMAD AL-BASHA / AFP 【1月15日 AFP】イエメンの反政府武装勢力フーシ派(Huthi)を米国が「テロ組織」に指定したことを受けて、国連(UN)高官らは14日、安全保障理事会(UN Security Council)に対し、深刻な飢饉(ききん)を回避するために、米国はこの決定を撤回すべきだと訴えた。 米国によるフーシ派のテロ組織指定は、内戦が続くイエメンの人道危機がさらに悪化する恐れがあるとして、人道支援団体や欧州連合(EU)をはじめ、多方面から非難されている。 国連のマーク・ローコック(Mark Lowcock)国連事務次長(人道問題担当)は、「起こり得る人道上の影響は何か。その答えは、過去40年近く起きていなかった規模の大飢饉だ」と警鐘を鳴らした。 米国は人道支援団体

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  • アイルランド母子施設で子ども9000人死亡、国が公式謝罪

    赤ちゃんの人形が入った額。アイルランド・チュアムに設けられた、元母子生活支援施設の敷地内に埋められたとされる約800人の子どもの追悼廟で(2021年1月13日撮影)。(c)Paul Faith / AFP 【1月13日 AFP】(写真追加)アイルランドで国や教会が1998年まで運営していた母子生活支援施設で、子ども約9000人が死亡していたことが、12日に発表された政府の公式調査報告書で明らかになり、ミホル・マーティン(Micheal Martin)首相は翌13日、国として公式に謝罪した。 マーティン首相は同日下院で、「(同施設に)行かざるを得なかったわが国の母親や子どもたちの身に降りかかった当時の世代の過ちを謝罪する」と述べた。 歴史的にカトリック教徒が多いアイルランドの「母子の家」は、配偶者がおらず、パートナーや家族からの支援も得られず、社会から厳しい非難にさらされた妊婦らを受け入れる

    アイルランド母子施設で子ども9000人死亡、国が公式謝罪
  • 中国で高まるバーチャルアイドル熱 「世界初」のスター発掘番組も

    中国・北京の北京蜜枝科技のオフィスでモニターに映ったバーチャルアイドルの留歌をデザインするアニメーター(2020年11月12日撮影)。(c)GREG BAKER / AFP 【1月10日 AFP】中国人のリウ・ジュン(Liu Jun)さん(28)は、以前から「留歌(Amy)」という名の10代の赤毛のアイドル歌手のファンで、もらったサインを宝物にしている。だが、留歌はバーチャルアイドル。デジタルの世界の中にしか存在しない。 留歌のコンサートやファンのイベントにこの数年間で10回以上参加してきたリウさんは、バーチャルアイドルの大きな特徴は現実の人間だったらどういうふうか分からないことだと言う。「だからこそ、なおさら想像が膨らむ」と語る。「バーチャルアイドルは不滅だ。イメージさえあれば、心の中で永遠に存在し続ける」 留歌は、バーチャルアイドルのスター発掘番組「跨次元新星(Dimension No

    中国で高まるバーチャルアイドル熱 「世界初」のスター発掘番組も
  • キリン、ミャンマー軍人権侵害との関係調査「結論に至らず」と発表

    バングラデシュ・ウキヤにあるロヒンギャ難民キャンプ(2020年12月4日撮影、資料写真)。(c)AFP 【1月8日 AFP】ビール大手キリンホールディングス(Kirin Holdings)は7日、ミャンマーにある合弁会社から軍に渡った資金が人権侵害行為に用いられたかどうかをめぐる調査について、「確定的な結論に至らなかった」と発表した。 ミャンマーは、2017年に軍がイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)を弾圧し、75万人が隣国バングラデシュの難民キャンプへの避難を余儀なくされたとして、「ジェノサイド(集団殺害)」だとして国連(UN)の裁判所に提訴された。ミャンマー側は、ジェノサイドの事実はないと否定している。 人権団体や国連調査員らからの批判を受けたキリンは昨年、コンサルティンググループのデロイト(Deloitte)に、軍が所有する醸造所との事業からの収益金の使用について調査を依

    キリン、ミャンマー軍人権侵害との関係調査「結論に至らず」と発表
  • 英音楽フェス「存続の危機」 業界団体、政府に支援拡大要請

    英イングランド南西部サマセットで2019年に開催された世界最大級の野外音楽祭「グラストンベリー・フェスティバル」(2019年6月30日撮影、資料写真)。(c)Oli SCARFF / AFP 【1月5日 AFP】英国で夏に開催される数々の音楽フェスティバルが、新型コロナウイルス流行の影響で「存続の危機」にあるとして、音楽業界団体「UKミュージック(UK Music)」が5日、政府に支援の拡大を求めた。 UKミュージックは報告書で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によってライブイベント業界は「存続の危機」にひんしており、2020年のフェスシーズンは「全滅」状態だったと訴えた。さらに「2021年のシーズンも、大部分のフェスが開催されないという現実的な脅威がある」と懸念している。 英国各地で毎年夏に開かれる音楽フェスには、国内だけでなく国外からも大勢の観光客が集まる。UKミュージック

    英音楽フェス「存続の危機」 業界団体、政府に支援拡大要請
  • インド軍将校、殺害した民間人を「銃撃戦で死亡した武装勢力」に偽装

    インド・スリナガル郊外を巡回するインド当局の治安要員(2020年7月25日撮影、資料写真)。(c)Tauseef MUSTAFA / AFP 【12月28日 AFP】インドの警察当局は27日、パキスタンとの係争地カシミール(Kashmir)地方のインド支配地域で、民間人男性3人の遺体に武器を仕込んで武装勢力の戦闘員を銃撃戦で殺害したように偽装したとして、インド陸軍の将校ら3人を殺人や共謀の罪で起訴したと発表した。 連邦政府直轄地ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)のアムシポラ(Amshipora)村で7月に起きたこの事件では、軍は当初、3人は銃撃戦で死亡し、遺体から武器3点が押収されたと発表。カシミールのインド人住民らの激しい怒りをかき立てた。 3人の遺体は人里離れた国境近くに急いで埋葬された。だが、事件から1か月後、ソーシャルメディアで拡散されていた写真を3人の家族ら

    インド軍将校、殺害した民間人を「銃撃戦で死亡した武装勢力」に偽装