タグ

ブックマーク / www.cinra.net (27)

  • インターネットのパイオニア、核P-MODEL・平沢進インタビュー - インタビュー : CINRA.NET

    来年でP-MODELデビュー40周年を迎える平沢進。「テクノポップ御三家」と言われたP-MODELを、その絶頂期に路線変更。インターネットには黎明期から注目し、いち早く「インタラクティブライブ」やダウンロード配信を行うなど、未開の地を切り開いてきた。常に時代の一歩先を見据えてきた平沢から、次世代を担う若者たちへのメッセージをお届けする。 それまでミュージシャンは「ミュージシャン」であるために、妥協がたくさん必要でした。 —平沢さんは、インターネット黎明期から積極的にインターネットを活用されてきました。そもそも、インターネットのどこに魅力を感じたのでしょうか。 平沢:1980年代の終わり頃からデジタル技術が著しく発達し、ミュージシャンが「個人」でできる範囲もどんどん広がっていきました。その頃から、音楽制作から流通に至るまでのプロセスにおける最後の部分、つまり「情報発信」とダウンロードを含めた

    インターネットのパイオニア、核P-MODEL・平沢進インタビュー - インタビュー : CINRA.NET
  • ザ・リバティーンズが明かすサマソニの真相と本音。ゲイリーに訊く日本への思いと再結成後の決意 | CINRA

    「やっぱりリバティーンズは来なかった」。今年8月に開催された『SUMMER SONIC 2022』の約1週間前にThe Libertinesの出演キャンセルが決定した。チケットを購入していた多くのファンが、落胆すると同時に妙に納得してしまったのではないだろうか。 なぜならドラッグとアルコールによる問題やトラブルの数々を起こしてきたThe Libertinesは、「来日するのはほぼ不可能」というのが定説とされてきたからである。それだけに、今回の件では、「ようやく4人揃ったリバティーンズが日で見れると思ったのに」というショックと「やっぱりね」というあきらめが入り乱れるような、多くのファンをモヤモヤさせる結果となった。 そして現時点で、The Libertines人たちがこの結果をどうとらえているのかという音は、いまだメディアではあまり取り上げられていない。そこで今回、The Libert

    ザ・リバティーンズが明かすサマソニの真相と本音。ゲイリーに訊く日本への思いと再結成後の決意 | CINRA
  • 『バズ・ライトイヤー』同性のキスで14か国上映禁止。ディズニーがLGBTQ+支持を決断した理由 | CINRA

    でも公開が始まった、ピクサー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作の新作アニメーション映画『バズ・ライトイヤー』。『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフとして、人気キャラクターの設定から生まれたSF冒険作品だ。 そんな『バズ・ライトイヤー』が、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、レバノン、マレーシア、クウェートなどを含む、中東、東南アジアの14か国で公開が禁止される事態となったことが、先日報道された(*1)。それらの国で問題となったのは、劇中で映し出される、女性キャラクター同士のキスシーンだという。 「The New York Times」の取材によると、禁止の判断を下した国の一つ、インドネシアの映画検閲委員会議長は、同性によるキスは、「逸脱した性行動」を禁止する法に反するとコメントしている(*2)。 同性カップルの描写がある『エターナルズ』や、性

    『バズ・ライトイヤー』同性のキスで14か国上映禁止。ディズニーがLGBTQ+支持を決断した理由 | CINRA
  • 女性とヒップホップをめぐる現状は? 語り直される女性ラッパーの功績、男性中心主義の見直しも | CINRA

    (メイン画像:ミッシー・エリオットとカーディ・B / Photo by Johnny Nunez(Getty Images)) 「私は聞かれたくない秘密を持つフェミニストです」という告白からはじまる「British GQ」に掲載されたコラムには、「私は未だに女性蔑視的なラップミュージックを聴き、そして図らずも楽しんでいるのです」という文章が存在する(*1)。 筆者のオリーブ・ポメッツィーは、「Can I be a feminist and listen to hip hop?(フェミニストでありながら、ヒップホップを聴いてもいいのか?)」と題したそのコラムのなかで、ヒップホップを愛する女性であることの葛藤を綴っている。一方、記事で批判対象となっているカニエ・ウェストは、かつて、「ミソジニックでもしょうがないと正当化するわけじゃないが」と言い添え、ためらいを浮かばせつつも「間違いなく、一般的

    女性とヒップホップをめぐる現状は? 語り直される女性ラッパーの功績、男性中心主義の見直しも | CINRA
  • キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート | CINRA

    『THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY』全150タイトルがハイレゾ化。e-onkyo music、moraほか配信サイトで5回に分けて配信される。 『THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY』は2008年にキングレコードからCDで発売された民族音楽シリーズ。音源は故小泉文夫が1960から1970年代に行なったフィールドレコーディングから、2008年の最新高品質デジタルレコーディングまでを網羅している。日を含むアジアのほか、ヨーロッパ、アフリカアメリカ各地域にわたり、ユネスコの世界無形遺産に設定されているジャンルなども多数ラインナップ。 第1弾として日7月28日にヨーロッパ、アフリカ、西アジア、中央アジアの32タイトルが配信。第2弾では8月25日に南アジアの26タイトル、第3弾では9月29日に東南アジアの49タイトル、第4弾では10月27日に東ア

    キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート | CINRA
  • 2003年生まれのLAUSBUBが語る 人生を変えたテクノとの出会い | CINRA

    2021年初頭、SNSで拡散された高校生2人組によるテクノミュージック“Telefon”のサウンドクオリティーに度肝を抜かされた人は多いだろう。 ドイツ語で「いたずらっ子」を意味するユニット名「LAUSBUB」と名乗る、北海道は札幌在住の岩井莉子(Gt,Syn,DJ)と高橋芽以(Vo,Gt)による2人組。ユニットを結成したのも、格的に打ち込みをはじめたのもまだ1年と少し前という事実にも驚かされるが、すでにSoundCloudにアップされている3曲は、いずれもYellow Magic OrchestraやBuffalo Daughter、Corneliusなどに影響を受けたポップでミニマルな音楽性に、デジタルネイティブならではのアイデアやユーモアがふんだんに盛り込まれている。 コロナ禍で家にいる時間が増え、できなくなったバンド活動の代わりにはじめたというLAUSBUB。iPadにバンドルさ

    2003年生まれのLAUSBUBが語る 人生を変えたテクノとの出会い | CINRA
  • 折坂悠太の歌の現在 J-POPと「生活の歌」を共存させる戦いを経て | CINRA

    今、折坂悠太は何を思い、何を見つめ、歌っているのだろうか。 月9ドラマ『監察医 朝顔』主題歌を含むミニアルバム『朝顔』を聴いて、「この国に、この時代に、折坂悠太という音楽家がいて当によかった」と思った。その感情そのものは、『平成』(2018年)を初めて聴いたときの興奮と基的には同質のものだと認識している。折坂悠太はJ-POPを自らの歌の中でフォークやブルースなどと同じように扱って共存させ、新しい日のポピュラー音楽をその身体で体現しようとしているのではないか。つまり『朝顔』を聴いてそんなことを考えたのだった。 唱歌や浪曲といった日の歌・大衆芸能を吸収し、ジャズやボサノヴァといった古今東西のポピュラー音楽のエッセンスやビートミュージックの感覚と結びつけた傑作から約2年半……そんな前のめりな考えを胸に編集部は、国内外の地域文化と大衆音楽を追うライターの大石始とともに取材を実施。しかし我々

    折坂悠太の歌の現在 J-POPと「生活の歌」を共存させる戦いを経て | CINRA
  • 機材で聴くヒップホップ。90年代の音を支えたSP-1200 | CINRA

    テクノロジーの革新とともに、そのサウンドを変容させてきた音楽、ヒップホップ。使用される機材によって、どれほどサウンドに影響を及ぼすのだろうか。ミュージシャンや楽器メーカーの開発担当らに取材しながら、機材とヒップホップの関係を記した『MPC IMPACT!-テクノロジーから読み解くヒップホップ』を今年1月に上梓した大島純。今回彼が、書で記述した一部をさらに掘り下げ、「SP-1200」が支えた1990年代のヒップホップについて綴る。 テクノロジー音楽の1980年代。SP-1200が生まれるまで 私は2019年の5月のある日曜日の午後9時、勤務先であるNYマンハッタンのニュースクール大学のスタジオでピート・ロックを待っていた。このインタビューセッションのために何度か電話連絡はしたものの、前回は直前で「用事が入った」とキャンセルになったので、今回は当に現れるのかが不安だった。そんな土砂降りの

    機材で聴くヒップホップ。90年代の音を支えたSP-1200 | CINRA
  • ビリー・アイリッシュらが代弁する「絶望の世代」の実態と心の内 | CINRA

    ジェネレーションZ、つまり「Z世代」についての定義に厳密なものはなく、Wikipediaには「2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代」と記載がある。そしてそこには併せて「真のデジタルネイティブ世代としては最初の世代」という説明も添えられている。 マーケティング的にも、Z世代の価値観や消費行動をいかに把握するかが今後ますます重要視されると見込まれるわけだがそもそも文化的な傾向やムーブメントを「世代」という大きな言葉で語ることへの疑問は尽きない。しかし、と言うべきか、とはいえ、様々なことが複雑に作用し合うがゆえに容易には読み解き難い2020年におけるポップカルチャーの先端を言語化してみたいーーそんな欲求から企画に至ったが稿である。 「Z世代と孤独」をテーマに、ビリー・アイリッシュをはじめとするアーティストの楽曲、ジェネレーションZという世代がシェアする文化的・時代的背景の関係

    ビリー・アイリッシュらが代弁する「絶望の世代」の実態と心の内 | CINRA
  • 自分の呪縛を解放しようよ。あっこ、YUKARI、みなみのワンライフ | CINRA

    2019.12.02 Mon Sponsored by Limited express(has gone?)『perfect ME』 まずはあえてこう書こう。「究極のおてんば娘、YUKARIが引っ掻き回すオルタナパンク! リミエキことLimited Express(has gone?)のニューアルバムが大好評!」と。無条件に「おお~」とアガれる人は、自分の言語感覚を改めて疑ったほうがいいかもしれない。メンバーが入れ替わり表現の仕方も徐々に変わってきたリミエキ、最新作『perfect ME』には初めて歌詞に意味と実感が込められ、YUKARI(Vo)の意識ははっきりと未来に注がれている。 中でも印象的なのは“フォーメーション”という1曲で、8月に行われた同曲のリリースパーティーは、ゲストに招かれたあっこゴリラ、なかむらみなみ(元TENG GANG STARR)がステージに登場し互いに抱き合うス

    自分の呪縛を解放しようよ。あっこ、YUKARI、みなみのワンライフ | CINRA
  • 八代亜紀が語る、ホステスや罪人の哀しみも支えてきた歌手人生 | CINRA

    “舟唄”“雨の慕情”“愛の終着駅”……ヒット曲を数多く持つ演歌界の大御所が、この数年、新たな音楽ジャンルへの挑戦を続けている。2012年にリリースしたジャズアルバム『夜のアルバム』は世界75か国で配信され、ニューヨークのジャズクラブ「Birdland」でのライブも実現させた。マーティ・フリードマン作曲“MU-JO”ではロックにも挑んだ。今回リリースされる『哀歌-aiuta-』はブルースアルバム。寺岡呼人プロデュースの作は、ブルースの名曲カバーに加え、THE BAWDIES、横山剣、中村中からの楽曲提供を受け、歌手・八代亜紀の心をブルースに注いだ。 人に寄り添い、共に悩み、その声を届ける。八代は、「私は表現者ではなく代弁者」と語る。八代亜紀の音楽には、哀しみの中にある人への眼差しが通底する。だからこそジャンルを越境しようとも、決してジャンルに飲み込まれない温かみを帯びる。終始微笑みながら丁

    八代亜紀が語る、ホステスや罪人の哀しみも支えてきた歌手人生 | CINRA
  • The fin.×FLAKE RECORDS なぜ今、アジア戦略が重要なのか? | CINRA

    The fin.がフルアルバムとしては3年3か月ぶりとなる新作『There』を、3月14日に発表する。活動の初期から国外に目を向け、世界各地でライブを展開したのち、2016年9月にはイギリスに移住。ロンドンでのレコーディングにJamiroquaiやRadioheadの作品に関わるブラッドリー・スペンスが参加していることなど、断片的な情報は伝わってきていたが、バンドを取り巻く詳細な状況は伝わっていなかったように思う。しかし、このインタビューを読んでもらえれば、The fin.がこれまでの日のバンドとは全く違う境地にいることがわかるはずだ。 そんなバンドの歩みを語るうえでうってつけの人物がいる。BuzzFeedが選ぶ「あなたが死ぬ前までに訪れるべき魅力的な世界のレコード店 27選」(2013年)に選ばれた大阪・堀江のレコードショップFLAKE RECORDSの店長・和田貴博だ。レーベル「FL

    The fin.×FLAKE RECORDS なぜ今、アジア戦略が重要なのか? | CINRA
  • 台湾の音楽シーンが多様な理由 台湾インディーの番長が希望を語る | CINRA

    今からおよそ30年前に戒厳令が解除され、欧米や日の影響を受けつつ独自の進化を遂げてきた台湾ミュージック。日の九州とほぼ同じ大きさの島国に暮らす数多くの民族たちが、自らのアイデンティティーを投影させたそのサウンドは今、アジアはもちろん世界中から大きな注目を集めている。 そんな台湾音楽や、カルチャーを「体験」できる入場無料のイベント『TAIWAN PLUS 2018 文化台湾』が9月22日、23日に東京・上野の上野恩賜公園で開催される。 国内外に向けて台湾文化を紹介している「中華文化総会」が手掛けるこのイベントでは、マーケットと音楽イベントを同時開催。音楽イベントでは、「台湾一周旅行」というコンセプトのもと、台湾全土から各地域を代表する6組のアーティストが出演。出演者全員が台湾音楽賞『ゴールデン・メロディ・アワード』の受賞者であり、台湾に混在する様々な民族の、一流の演奏を東京で堪能でき

    台湾の音楽シーンが多様な理由 台湾インディーの番長が希望を語る | CINRA
  • 8otto×後藤正文×五味岳久 未来世代のために語る音楽と生活の話 - インタビュー : CINRA.NET

    音楽と生活。8ottoは盟友LOSTAGEとは別の方法で、ロックバンドが音楽と共に生きてゆく方法を提示していると思う」「今年リリースした俺らのアルバムは間違いなく最高の出来だった、それに比べてあいつらのアルバムはどうだ。最高に決まってるよな」――これはそれぞれASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文と、LOSTAGEの五味岳久が、8ottoのニューアルバム『Dawn On』に寄せたコメントの抜粋である。まだ未聴の方は、まずは一度聴いてみてほしい。君の心に火を点ける、素晴らしいカムバック作だ。 前作『Ashes To Ashes』のリリースからは6年が経過。音楽業界は変化を続け、メンバーの生活にも変化があった。その間、彼らは何を考え、どのようにバンドを転がしてきたのだろうか。8ottoからMasaki MaenosonoとTORA、さらには『Dawn On』にプロデューサ

    8otto×後藤正文×五味岳久 未来世代のために語る音楽と生活の話 - インタビュー : CINRA.NET
  • w-inds.橘慶太×Need6 鎖国化した日本の音楽シーンを変えたい | CINRA

    今夏にw-inds.とCINRA.NETのコラボレーション企画『w-inds.「We Don't Need To Talk Anymore」リミックスコンテスト』が実施された。コンテストの対象となった曲は、橘慶太がw-inds.で初めてセルフプロデュースを手がけた楽曲。彼はコンテストにあたって、新たな才能との出会いの機会になることを強く望んでいることを明かした――すべては日音楽シーンに革新的な変化を起こすために。 同企画のグランプリを獲得したのは、ベースミュージックを得意とする関西在住のトラックメイカー、Need6。二人の対話は慶太がNeed6のリミックス音源に惹かれたポイントにはじまり、やがて今後のJ-POPシーンに起こるべき地殻変動について話題がスライドしていった。 ちゃんと自分で音を美しく作り上げられるトラックメイカーじゃなきゃ、今後生き残っていけないと思う。(慶太) ―先ほど挨

    w-inds.橘慶太×Need6 鎖国化した日本の音楽シーンを変えたい | CINRA
  • Chim↑Pomがメキシコの国境でゲリラ作品 アメリカを臨むツリーハウスも | CINRA

    Chim↑Pomによる複数のプロジェクトが、メキシコ・ティファナとアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴの国境で展開されている。 現在展開されているのは、それぞれ関連性を持つ『LIBERTAD』『The Grounds』『U.S.A. Visitor Center』の3作品。ゲリラ的に行なわれたこれらのプロジェクトは、アメリカに入国できない状態の続くエリイ(Chim↑Pom)の経験をもとに構想された。 昨年7月に建てられた『U.S.A. Visitor Center』は、コロニア・リベルターと呼ばれるティファナの国境沿いのエリアに住む家族の住居の庭にある木を利用したツリーハウス。アメリカの目の前に住みながら入国することができない人々のために作られ、内部にはコヨーテの毛皮、エイブラハム・リンカーンの肖像をドナルド・トランプに変えた5ドル札などが展示されている。 『LIBERTAD』と『The

    Chim↑Pomがメキシコの国境でゲリラ作品 アメリカを臨むツリーハウスも | CINRA
  • 来日中のビョークが語る本音「今の時代の変化を歓迎しているの」 | CINRA

    6月29日から日科学未来館で開催されるVR(バーチャルリアリティー)音楽体験展示プロジェクト『Björk Digital―音楽VR・18日間の実験』のために来日しているビョークに、対面で直接話を訊く貴重な機会を得ることができた。 真っ赤なボディースーツに真っ赤なフワフワした飾りのついた普段着(!)に身を包み、筆者が座っていたソファーの端にちょんと腰掛けた、相変わらず妖精のような容姿と仕草のビョーク。その周囲には、非現実的な空気が漂っていたが、いざ話を始めると極めて現実的で具体的。恐ろしいほどの頭の回転の速さと率直さで、筆者の質問にすべて答えてくれた。その会話の内容は、今回の展示『Björk Digital』と、そのベースとなった昨年のアルバム『Vulnicura』の話にとどまらず、自身のキャリアを総括するような音楽論から、2016年の音楽シーンの話まで多岐にわたった。 アーティストとい

    来日中のビョークが語る本音「今の時代の変化を歓迎しているの」 | CINRA
  • 翻訳の第一人者・柴田元幸が語る、映画と小説における翻訳の違い | CINRA

    自宅の椅子で新聞を読みながら「映画にされる価値なんかない。まあでも、仕方ないか……」とカメラに向かってボヤく老人。彼こそが、「20世紀におけるアメリカンフォトの主要な写真家のひとり」(『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』)と称されるソール・ライターだ。1940年代後半からニューヨークの街を撮影したカラー写真の先駆者であり、『ハーパース・バザー』や英国版『ヴォーグ』などファッション誌で活躍しながら80年代に表舞台から姿を消した彼は、2006年に個人的なカラー作品をまとめた写真集がドイツ・シュタイデル社から出版されたことで、一躍世界の注目を集めることになる。 映画『ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』は、伝説の写真家が最晩年に若き映画監督に語った、人生哲学の言葉がぎっしり詰まったドキュメンタリー。独特の語り口を見事に訳したのは、現代アメリカ文学研究、および翻訳の第一人者である柴

    翻訳の第一人者・柴田元幸が語る、映画と小説における翻訳の違い | CINRA
  • 『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展に日本初公開作など約110点 | CINRA

    『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展が、7月5日から栃木・宇都宮美術館で開催される。 20世紀を代表する画家のひとりであるパウル・クレー。近年の研究によってクレー作品の中には、下塗りの層や裏側に別のイメージを意図的に「埋蔵」するなど、密かな暗号が仕掛けられたものがあることがわかっているという。 「秘密」をキーワードに6つのテーマで構成される同展。クレーの故郷であるスイス・ベルンのパウル・クレー・センターと遺族のコレクションの全面的な協力のもと、日初公開の31点を含む94点がベルンから来日し、国内作品とあわせて約110点が展示される。 展示作品には、クレー自身が「特別クラス」とランク付けた作品40点や、「秘密」の世界に通じた存在としての子ども、奇妙な動物や天使を描いた作品などが集結。また、キャンバスの表と裏に関連のある内容を描いたとされる作品を両面が見えるように展示するほか、画中に「

    『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展に日本初公開作など約110点 | CINRA
  • 絵を見るってどういうこと? 本物じゃないフェルメールから考える | CINRA

    『真珠の耳飾りの少女』のような美しい女性像や、庶民の生活を静かに描いた風俗画によって、日にも多くのファンを持つ17世紀オランダの人気画家、ヨハネス・フェルメール。そんな彼の現存作品37点(一部、フェルメールの作か議論のある作品も含む)を一堂に会した展覧会『フェルメール 光の王国』展が、2012年より日各地のスペースで順次開催されています。 「フェルメールの全作品が日を巡回?」と疑問に思うのも無理はありません。実はこれ、キャンバスに印刷され、額装された「複製画」だけで構成された展覧会なのです。 このプロジェクトの発案者は、『生物と無生物のあいだ』(講談社、2007年)『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』(木楽舎、2009年)などの著作で知られる生物学者の福岡伸一さん。フェルメール作品を愛する彼のもとに集まった美術や印刷のスペシャリストが、幾度もの歴史・科学検証と最新の技術を通じて、約

    絵を見るってどういうこと? 本物じゃないフェルメールから考える | CINRA