東京大学東洋文化研究所教授・安冨歩さんインタビュー(後編) 男同士の関係は「パワハラ×同性愛」で成り立っている 差別がなくならない理由を社会構造から解き明かす >>【前編はこちら】日本企業はマツコ・デラックス的な人を排除してきた 女性装の東大教授が語る、真の多様性 自身のなかから“自分自身でないもののフリ”を除いていった結果、トランスジェンダーである自分に気づき、男装をやめて「女性装」をはじめたという経済学者の安冨歩さん。優秀なはずの人たちが嬉々として集団暴走し、バブルを起こした……当時、銀行員として時代の狂気の渦中にいた安冨さんは、研究の結果、その理由を「自分でないものになっていたから」とします。それによって生じるストレスが、暴力や犯罪、差別につながり、やがてはバブルや戦争、環境破壊につながっていくといいます。 女性装をするうちに気づいたことを『ありのままの私』(ぴあ)に著した安冨さんへ
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