20年程前には誰もが使っていたカセットテープも、MDやCD-Rの登場によりその存在は影を潜め、最近では、店頭で見かけることもめっきり減った。かく言う私もカセットテープから卒業して久しいのだが、あれだけお世話になったカセットテープが、誰にも知られずに孤独死していくのはなんだか寂しい気もする。 そこで、お世話になった感謝の意味も込めて、カセットテープの断末魔!? を見とどけることに。 まずは、大手カセットテープメーカーに現状を聞いてみた。 「当社では現在、ノーマルポジションテープで4品種、販売を致しておりますが、昨今MD、CD-Rやメモリーオーディオをお使いになる方が増えており、カセットテープの需要が大幅に減少していることなどから、10月より1品種(型番URタイプ)に集約をしてまいります。当面はこの品種のみで販売は継続してまいります」とのこと。 カセットテープからの撤退はしないらしいが、やはり