永田式英文読解法というのがある。これ、もしかしたら別の名前が付いてるのではと思うほど画期的で、それゆえなんとなく紹介しづらかったんだけど、メソッド的には単純。英語長文の英単語をすべて日本語単語に置き換え、語順はそのまま、ひたすら読むのだ。 日本人が英語を読むと、単語と文法の両方が日本語と違うために頭の負荷が大きい。これがフランス人とかであれば、単語の5割以上がほぼ同じスペルなので、特徴的な文法事項を自動変換できるようになることで英語も大まかには使えるようになる。 日本人の場合は単語をひたすら覚えるみたいなのは得意な人が多いので、語順や発音からくる文法的な感覚が自動化されればそこそこの習得状態になれるんだけど、「文法を感覚に染み込ませて自動化しよう」と思う人はまずいない。文法も意識的な知識として覚えて「単語を日本語に直す」と「英文法を適用する」の2つのタスクを行ったり来たりしてしまうので、脳