カルピスは12月2日、通常の治療に加えて「L-92乳酸菌(Lactobacillus acidophilus L-92)」を継続的に摂取することで、食物アレルギーを合併している乳幼児のアトピー性皮膚炎の湿疹を緩和する傾向と、皮膚の炎症マーカーが低下することを確認したと発表した。 同成果は同社 発酵応用研究所および、NPO法人アレルギー支援ネットワーク、あいち小児保健医療総合センターの伊藤浩明 内科部長、同アレルギー科の中田如音 医師らによるもの。詳細は「第63回 日本アレルギー学会」にて発表された。 近年のアレルギー研究において、乳酸菌がその症状緩和に有用であるとの報告が多数なされるようになってきた。また、乳幼児期にアレルギーになりやすい体質があると、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー性疾患が重複して発症することが多く、早期の適切な治療が重要だと言われるようになってきており、