この連載では、シンガポール在住のライターが東南アジア域内で注目を集めるスタートアップ企業を現地で取材。企業の姿を通して、東南アジアにおけるIT市場の今を伝える。 今回紹介するのは、学校給食のメニューをオンラインで注文する「Whizmeal」。中国系の人種が集まるシンガポールならではの食に関する問題をITで解決することを目指すサービスだ。 食材・アレルギー情報を見ながら注文 Whizmealと提携した学校では、親が子どもとWhizmealのウェブサイトを見ながら給食のメニューを選ぶことができる。ウェブサイトにログインすると、1カ月以上先のメニューが並んでいる。1日につき選べるメニューは2つから3つ。食事の写真と一緒に、メニューに含まれる食材やアレルギーに関する情報が記載されているので、子どもが何を食べているのか、バランスの良い食事ができているのかを確認しながらメニューを選ぶ。 メニューは「肉