知的なものを理解するために必要なこと 久保彩氏(以下、久保):自分で納得できる言葉を持つために、どう鍛錬するのかを聞きたいんですが、私も肌で感じることはあって。おっしゃるとおり、考えているつもりで考えていない。 言葉の定義を深く掘り起こすことのおもしろさを理解していても、仕事の中では忙しくてすっ飛ばしてきている。いかに共通言語化してルール化し、その上のところをやるかという世界で生きてきたので。 そういう哲学をやったことがない人が、どういうアプローチをすればいいのか。どういう鍛錬なのかをもうちょっと聞きたいです。 近内悠太氏(以下、近内):鍛錬の方法? 久保:方法(笑)。例えば今回の4回の(講座の)進め方の話にしてみます? スライドを出してみましたがちょっと話しにくかったら、これじゃなくてもいいです。 近内:自分の中にある問題意識がどこにあって、それをちゃんと言いきれたなという感覚が持てるま