インタビューに応じるパレスチナ自治政府のマゼン・グナイム水利庁長官=ヨルダン川西岸ラマラで2024年5月29日午前11時57分、金子淳撮影 パレスチナ自治政府のマゼン・グナイム水利庁長官が5月末、毎日新聞のインタビューに応じ、イスラエルがパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で水資源の85%以上を「支配」し、ほぼ全域が「水不足の危機に直面している」と明らかにした。「イスラエルは常に水を使ってパレスチナ人や自治政府に圧力をかけている」とも主張し、ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘でも、イスラエルが「水を武器にした」と非難した。 「水」が希少な中東で、パレスチナ問題が水資源などに悪影響を与え、ガザ戦闘が拍車をかけています。「水と戦争」をテーマに記事を順次、お届けします。 次回 「目の前の水を使えない」渇く西岸(3日掲載予定) 過去の記事はこちら 西岸地区は1967年の第3次中東戦争でイスラエルが