注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています 【概要】 秩父宮ラグビー場は、1947年開場、東京都港区にあるラグビー専用球技場。神宮球場の隣にあるが、あちらは新宿区、こちらは港区だ。 秩父宮というからにはてっきり埼玉の秩父にでもあるのかと思っていたが、実際は東京のど真ん中にある。名前の由来は日本ラグビー協会名誉総裁だった秩父宮雍仁親王である。 もともと日本においてラグビーの試合は「明治神宮競技場」と呼ばれるスタジアム(現在の国立競技場の前身)で行われていた。 ところが第二次大戦が終わると明治神宮競技場は「ナイルキニックスタジアム」と名前を変えられ、日本人が自由に使えなくなってしまった。 そこでその代わりにラグビーを行うスタジアムとして建てられたのがこの秩父宮ラグビー場である。戦後の大変な時期にあり、あるものは時計を、あるものはカメラを売るなど大きな苦労をして資金を集めたそ