大岡敏孝衆院議員が代表を務める政党支部の収支報告書。「その他の収入」欄に雇用調整助成金に基づく計30万円の収入が記載されている 環境副大臣で自民党の大岡敏孝衆院議員(衆院滋賀1区)が代表を務める同党滋賀県第1選挙区支部が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を約30万円受け取っていたことが、11月に公表された昨年分の政治資金収支報告書から分かった。雇調金を巡っては既に内閣官房参与の石原伸晃・同党元幹事長の政治団体による受給が明らかになり、批判の声が上がっている。識者は「国民の理解を得られない」と指摘する。 同支部の収支報告書によると、「その他の収入」の欄に雇調金として計30万3799円の金額が記されている。大岡氏の説明では、東京都で外出自粛が要請されていた昨年3月下旬~4月上旬の約10日間、数人の私設秘書らを休ませ、雇調金を申請して受給したという。 雇調金はコロナ感染拡大の