会談で両首脳は、日中両国が過去にまとめた4つの政治文書の原則と共通認識を堅持し、双方が共通の利益を拡大する「戦略的互恵関係」を包括的に推進していく立場を再確認しました。 その上で「建設的かつ安定的な日中関係」の構築に向けて、新たな時代の関係を切り開いていくため、首脳を含むあらゆるレベルで緊密に意思疎通を重ねていくことで一致しました。 また、岸田総理大臣が、正当なビジネス活動が保障される環境を確保する必要性を呼びかけ、両首脳は、グリーン経済や医療・介護などの分野で具体的な成果を出していくため、日中ハイレベル経済対話を適切な時期に開催することになりました。 さらに両首脳は、共に責任ある大国として、気候変動などのグローバル課題についても協働していくことで一致したほか、ハイレベルでの人的・文化交流対話を適切な時期に開くことも確認しました。 一方、岸田総理大臣は、ことし5月に日中防衛当局間の連絡メカ