東京(CNN) 京都地裁は25日、2019年の京都アニメーション放火で殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)に対し、死刑判決を言い渡した。NHKが報じた。 事件ではアニメーターなど36人が死亡。日本の放火事件としては近年にない数の犠牲者が出ていた。 青葉被告は動機について、自身の作品が盗作されたためだと供述。ガソリンを使って京アニのスタジオに火をつけたと説明していた。 3階建ての建物は当時炎に包まれた。警察によると火の回りは早く、多くの人が逃げ遅れた。亡くなったのは全員が京アニの従業員だった。この他、少なくとも32人が負傷した。 警察は19年の会見で青葉被告について、メンタルヘルスに何らかの問題を抱えていると述べていた。 昨年9月に始まった裁判で被告は無罪を主張。弁護士は、被告には精神疾患があり、刑事責任能力は問えないと主張した。 検察側は、被告に責任能力があるとして死刑を求刑していた